Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2026/007/27 第824号
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今週の目次
○「はじめに」
○「生活の記録」
○「ノウハウの語り方:ツールの語り」
○「WorkFlowyのMCPサーバーを触ってみた」
○「おわりに」
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○「はじめに」
noteで質問箱がスタートし、すでにいくつか質問をいただいております。
◇倉下忠憲さんへの質問|note質問箱
https://note.com/qa/rashita
質問に回答しているときに気がついたんですが、私は質問に答えるのがすごく好きですね。答えるのが手間ではない、といったレベルではなく、明らかに「好き」の強度を感じます。
私は村上春樹さんの『そうだ、村上さんに聞いてみよう』シリーズが大好きなんですが、読者からの質問に答える春樹さんの文章は、いつものエッセイとはまた違った軽妙さと重さを持っています。
たぶんそれは、それぞれに角度がついているからなのでしょう。
つまり「こんな質問が来るとは思わなかった」という意外さと「こんな答えが返ってくるとは思わなかった」という意外さが混ざり合った場がそこにあるのです。テニスや卓球の壁打ちではなく、人間を相手にした試合の楽しさ。
実際回答を書いていると、普段使っているのとは異なる脳の回路が動いている感じがあります。それが何らかの脳内物質を生成するのでしょう。
というわけで、お気軽にご質問ください。お待ちしております。
〜〜〜さすがに高い2〜〜〜
新刊をチェックしていたら、ネイト・シルバーの新しい本が邦訳されていることを知りました。
◇世界は「賭け」で動いている 期待値で未来を読むリスクテイカーたちの思考法 | ネイト・シルバー, 濱野大道 |本 | 通販 | Amazon
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著者の『シグナル&ノイズ』はかなり楽しめたので、今回もちょっと読んでみようかと思ったら値段が4,950円。前号でも似た話をしましたが、もはや翻訳書は「ちょっと読んでみようか」というライトな動機では買いづらくなっています。
でも、そりゃそうなんですよね。
日本人著者の本を出版することに比べると、間に入っているものは増えるわけで、価格も当然上がってきます。紙代+インク代+翻訳+著者への印税+……。海外の著者への印税は円建てではないでしょうから、円安もかなり響きます。
そんな風に考えると、今まで手軽に翻訳書が読めていた環境自体が、相当に恵まれていたのだと思えてきます。
問題はそうした(文化的にも経済的にも)豊かだった時代に一体何を成してきたのか、ということです。まったく個人的な意見ですが、ほぼその豊かさを食いつぶしてきただけだったのではないか、という気がしています。