第912回 バブ・エル・マンデブ海峡封鎖で原油価格はどうなるのか?、日本の厳しい状況 ロシアと欧州の戦争は近いのか?、タッカーの警告

未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ
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  • 2026/07/24
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━━━━━━━━━━━ 未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ~世界の未来を、政治経済のみならずスピリチュアル系など利用可能なあらゆる枠組みを使い占う!~ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第912回 バブ・エル・マンデブ海峡封鎖で原油価格はどうなるのか?、日本の厳しい状況 ロシアと欧州の戦争は近いのか?、タッカーの警告 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼高島塾開催のご案内 いつもの高島塾を開催します。ぜひどうぞ! テーマ:ホルムズ海峡危機、悪化するウクライナ戦争、米国内の不安定、高市政権下で進む極端な円安と長期金利の上昇など危機的な状況に向かっている。一方、日本で報道されている情報はあまりに少ない。これからの世界、世界と日本の経済、そして我々の生活がどうなるのか全力で予測する。 日時:8月3日、月曜日、18時から21時まで。 場所:飯田橋、イタリアンレストラン、「トリノ」地下プレゼン室 https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13034917/ 参加費:6500円(懇親会費込み) ご出欠は有効ですが下記「調整さん」にご入力をお願いします。 調整さんURL https://chouseisan.com/s?h=5e9ee3bb2bf04cc898610ac9bb7f5565 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼この本は絶対に読んでください! 「終末論とテクノ封建制の衝撃」という本をKindleから出版しました。私はこれまで40冊近い本を書いてきましたが、その中でもっとも力を入れて買いたのがこの一冊です!すごい危機感から書きましたが、希望の本でもあります。ぜひお読みください! 終末論とテクノ封建制の衝撃 ?? 2026 年、日本を飲み込む 「終末論」とデジタル搾取の全貌 ―トランプ・福音派・テックライトが仕掛ける「自己実現する黙示録」― 1200円 http://www.amazon.co.jp/dp/B0FXYRRYBG …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 7月20日、イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)がバブ・エル・マンデブ海峡の封鎖を宣言した。2月末から事実上閉じているホルムズ海峡に続き、世界のエネルギー動脈の二つ目の門が閉じたことになる。この二重封鎖が完成したとき、原油価格はどこまで上がるのか。そして、原油の93.5%を中東に依存する日本に何が起きるのか。イラン戦争の最新局面とあわせ、数字で徹底検証する。 ▼二つ目の門が閉じた日 それでは早速今回のメインテーマを書く。 7月20日月曜日、フーシ派のヤヒヤ・サリー軍報道官がビデオ声明を出し、サウジアラビアに対する全面的な海上封鎖を宣言した。同派メディア局のナスルッディーン・アーメル副局長はX上で、「バブ・エル・マンデブ海峡を閉鎖する」と明言している。理由は、サウジによる12年間の港湾・空港封鎖と、サナア空港への攻撃への報復である。サリーの言葉はこうだ。「包囲には包囲を、目には目を」。 前号までで繰り返し書いてきたとおり、2月28日の米・イスラエルによるイラン空爆以来、ホルムズ海峡の商業航行は事実上停止している。米中央軍は艦艇を沈め、海峡を「制圧」したはずだった。だが機雷と小型艇と対艦ミサイルの脅威だけで、タンカーは通れなくなった。そこへ今度は、紅海の南の出口が閉じられようとしている。 筆者がこのニュースに背筋が寒くなったのは、単に「もう一つ海峡が閉じた」からではない。この二つの海峡は、独立した二つのリスクではないからだ。両者は、ひとつの罠の上顎と下顎である。 ●サウジの「命綱」が人質になった なぜそう言えるのか。サウジアラビアの原油輸出ルートを見ればわかる。 ホルムズ海峡が閉じた後、サウジは輸出の重心を紅海側の積出港ヤンブーへ移した。東西パイプライン(ペトロライン)で東部油田からヤンブーまで原油を運び、紅海からバブ・エル・マンデブ海峡を抜けてアジアへ送る。これが「ホルムズが使えないときの迂回路」であり、リヤドにとって唯一の逃げ道だった。いまやサウジ原油の7割超がこのルートを通る。 つまりバブ・エル・マンデブ海峡の封鎖とは、単に紅海航路が使えなくなることではない。ホルムズ封鎖の代替ルートそのものを断つということなのだ。上顎と下顎、と書いた意味はここにある。 そして数字はすでに動いている。ブルームバーグの追跡データによれば、バブ・エル・マンデブを通過するサウジ原油の積み出しは、6月29日のピーク時の日量950万バレルから、7月13日の週には610万バレルへ、わずか2週間で36%も減少した。西岸の積出港からの出荷は日量423万バレルから279万バレルへ、アジア向けフローは530万バレルから332万バレルへ落ちた。まだ「宣言」の段階で、これである。封鎖が実行に移されればどうなるか。 チャタム・ハウスのアナリストはこう述べている。ホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡の同時封鎖は「世界の石油・ガス供給の4分の1を危険にさらす」と。

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