WRM:20260713:「拡げるために書き残す」「展望を得る」「つなげるメモツール」

Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~
Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2026/007/13 第822号 _________ 今週の目次 ○「はじめに」 ○「拡げるために書き残す」 ○「展望を得る」 ○「つなげるメモツール」 ○「おわりに」 _________ ――――――――――――――――――――――――― ○「はじめに」 情報科の拡充が前倒しになるそうです。 ◇中学新設「情報科」最大70こま 28年度から前倒しへ、文科省|47NEWS(よんななニュース) https://www.47news.jp/14592809.html >> 小学校で年間最大30~35こま、中学で新設する「情報・技術科」は同35~70こま程度が必要だとした。週1~2こまの想定で、プログラミングや生成人工知能(AI)の特性、情報モラルなどを学ぶ。 << まず間違いなく必要な対策ではあるでしょう。生成AIの能力は、部分的に人間の知的能力をはるかに超えており、移動能力における自動車のような位置づけになっています。自動車を運転するときに免許の取得が必要なように、生成AIを使うことにも一定の訓練が必要で、それは義務教育の範囲で行われた方がよいでしょう。 なぜなら、教科を学ぶときですら生成AIが使われるからです。おそらく、一生を通しての「学習・学び」において生成AIは避けがたく使われるようになる。だからこそ、早いうちから習熟しておくことが大切です。 とは言え懸念もあって、それを教えられる先生の数が足りているのかが気になります。また、「どう教えるのか」という観点もあります。教科書をつくればいい? そんな簡単な話ではないでしょう。 佐伯胖さんの『コンピュータと教育』を読んでからずっと考えていることなのですが、単に教科として新しい学習対象が増えましたよ、という"増改築”で済ませるのではなく、生成AIと共に進める学習とは何なのかを根本的なレベルで再確認・再定義していくことが必要であろうと感じます。 素早い対応は喜ばしいことです。しかし、自分たちが立っている地盤を時間をかけて検討・議論していくことも同時に大切なことだと感じます。 〜〜〜妖怪ボタン〜〜〜 ショッピングモールを歩いていたら「妖怪ボタンを押してください」というアナウンスがどこかから聞こえてきました。機械的な音声です。 0.5秒後くらいに認識に補正がかかり、「了解ボタン」であろうと推測が働きました。ユーザーに機械が確認を求めているようです。 ここで終われば単なる聞き間違いです。しかし、脳を変な方向に訓練してきた人間は、「妖怪ボタンってなんだろう」と考え始めます。 それはどんなボタンで、どこにあり、それを押すとどうなるのか。 券売機のようなものがあるのかもしれない。バスの降車ボタン? それとも大きな壁にぽつりと一つだけボタンがあって、そこに「妖怪ボタン」と書かれている? それぞれのシチュエーションで展開していく物語は違うでしょう。どういう結末を迎えるのかはぜんぜんわかりませんが、それでも物語が駆動していきそうな感覚があります。 そんな感じで、私はよく物語をつくっています。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
  • Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~
  • 当メルマガは、読む・書く・考えるについての探求を中心にお送りするメルマガです。 本の読み方、文章の書き方、何かについての考え方。その実際例を、舞台裏を含めてお見せします。皆さんの思考の材料や刺激剤になれば幸いです。
  • 733円 / 月(税込)
  • 毎週 月曜日