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富田隆のお気楽心理学(第267号)
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【 目次 】
1.「妖怪変化の棲む世界」
2.「『樹冠被覆率』7.3%」
3.「日露戦争から121年」
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1.「妖怪変化の棲む世界」
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いつもの年なら、3月くらいから初夏までずっと聞いている「ウグイス」の声が、今年は聞こえません。
木蓮や桜など、花の咲く時期もずいぶん早く、全般に「前倒し」ぎみでした。
南の海では早々と「エルニーニョ現象」が出来上がっているのだとか。
あくまで個人的印象ですが、自然の様子がいつもと違うように感じられます。
天候が不順な時には、人間界でも異変が起こり易いということは、昔から言われています。
確かに、「ベネゼエラ」だ「イラン」だと、次々に物騒な事件が起こります。
「次はキューバか?」なんて話も囁かれていて、「ハバナ」の葉巻がますます品薄になり、値段が跳ね上がっているのだとか。
「愛煙家でなくて良かった」としみじみ思う今日この頃、
あなた様におかれましては、いかがお過ごしですか?
私めは、またもや風邪をひいてしまいました。
やはり、歳を取って「免疫力」が落ちたのでしょう。
この「メルマガ」もいつまで書き続けられることやら・・・。
・ 「投影」
と、まあ気弱になっていると、世の中のろくでもないことばかりが目立って脳ミソに飛び込んで来ます。
「巨人の監督が娘への暴力?で逮捕され辞任」とか、「少年二人が長野県の飯田署のガラス戸を鉄パイプで割り押し入った」とか、「国内未承認の医薬品成分エトミデートを含んだ『ゾンビ煙草』が出回っている」とか・・・。
こんな記事ばかりを読んでいると、つい「日本はもうダメかもしれない」と思ってしまいます。
しかし、それは、あくまで「ひとつの印象」「ひとつの感想」です。
というのも、自分という認識主体がネガティブになっていると周囲の出来事の中からネガティブなものばかりが選ばれて知覚されますから、世の中全般がネガティブなものとして認識されてしまうわけです。
私たちの知覚も記憶も「選択的」であり、一見「客観的」なように見えるその人の「認識」の有り様も、実は、その人の感情の状態や気分、価値観や衝動などが反映した「主観的」なものなのです。
こうした心理的な仕組みを利用して、その人の心理状態や性格傾向を理解しようとする「心理検査法」のことを「投影検査」と呼びます。
たとえば、インクを垂らして紙を二つに折り、偶然に出来上がった図形を見せて何に見えるか自由に報告させる心理検査を「ロールシャッハ検査」と呼びますが、これも代表的な「投影検査」です。
インクの染みが何に見えるかは、人によって、またその時の心理状態によって様々に変わりますから、その時のその人の心理状態が「投影」されるわけです。