Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2026/05/11 第813号
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今週の目次
○「はじめに」
○「私的で統計的な私たち」
○「半固定式ルーズリーフィング」
○「勉強になる」
○「おわりに」
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○「はじめに」
ポッドキャスト、配信されております。
◇BC138『中国思想の基礎知識』 | by goryugo | ブックカタリスト
https://bookcatalyst.substack.com/p/bc138-5dd
今回は、ごりゅごさんが『中国思想の基礎知識』をご紹介くださりました。中国で育まれてきた思想が、いかに日本人の私たちにとっての"当たり前"になっているのかを見ると文化の純粋性みたいな観念が揺らいできますね。
よろしければお聴きください。
〜〜〜コーディングの楽しみ〜〜〜
シン・Textbox(Node.js版)の作成については、コードを書くのは基本的にClaudeにお任せしています。ファイル全体を渡して、そのファイルをClaudeが書き直す。あるいは書き足すべきコードを示してもらって、私がコピペする。そのどちらかです。
私だって一応コーディングはできるのですが、部分的に「他人」が書いてしまうと、全体としての整合性が崩れてくるので、この方針にしています。仮に私がコードを書き足してしまうと、他の部分との処理の違いや、コメントの不足などが生じ、以降生成AIに依頼したときに不都合が生まれることは容易に想像できます。
任せるなら、基本的に「その人に」任せるようにする。
マネジメントの基本です。
とは言え、コードの量が膨れ上がってくると、ちょっとの修正でもトークン量が増えてきます。すると「もったいない」気持ちが芽生えるのもいたしかたありません(貧乏性なのです)。
というわけで、めちゃくちゃ久しぶりに自分でコードを書き足しました。とは言え本当に簡単なもので、「下キーが押されたらエディタにフォーカスを移して、一行目にカーソルを置く」というだけの処理です。これくらいなら書けそうな気がしますね。
実際その処理だけなら簡単なのですが、コードの全体で「エディタの場所を指差す」ものがどう扱われているのかを把握する必要がありました。document.querySelector("hoge")で個別に取得すれば、その処理そのもは完了しますが、明らかに最適解ではありません。
そこでTextbox内でいかなるオブジェクトが作られ利用されているのかを確認し、その理解に基づいてコードを4行ほど書き足しました。動作を確認したところ、問題なく動いています。
そのようにして、ひさびさに「コード書き」レベルでつくることをやったのですが、やはり楽しいですね。作業箇所を見つけ、流れを把握し、適切なアルゴリズムを策定すること。ある種のパズルです。
生成AIを使えば、そのレベルのパズルをスルーして、より高次のレベルでの「つくる」が行えるようになり、そこでも楽しさは発生するわけですが、だからといってそれよりも低次の「つくる」の楽しさがなくなるわけではありません。
むしろ、生成AIが書いたコードは「読みやすい」ので、そのパズルがずっと解きやすかったと感じました。自分が書いたコードは致命的なレベルで読み解きにくいので苦痛を伴うことが多いのですが、今回やったのはもっとずっとスマートで、シンプルに知的作業に注力できた感覚があります。本当に困ったら生成AIに質問できる安心感もあります。
生成AIを使うことでコーディングせずに「つくる」ことが楽しめるようになったわけですが、コードを書くことの楽しさもあいかわず担保されていますし、むしろその楽しさが増えている気すらします。