時は2004年に戻るのだけど、その頃の私は、もう慣れない新しい部屋で、一体何をどうすればいいのか試行錯誤を繰り返していた。
すでにその年の4月からオットとは共に暮らしていて、なんとなく「結婚生活」たるものはこんなものなのかな、と(例えば朝早くて、夜遅い)体感で感じて、感覚を一般人に同化するのだと頑張っていた。
なんせ私は、親がサラリーマンではなかったのと、自分自身も昼やら夜やら関係なく働いていたので、唐突にサラリーマンと暮らす(すなわち世間一般的な暮らしのサイクルになるわけである)のに少し勇気が必要だった。
だって、朝早いのよ。夜も遅いのよ。いや、夜遅いのはまったく問題ないのだけど、それでも朝になったらまた出勤しないといけないわけよ。
しかも、オットの職場は仙台から50キロ離れた白石市で(まあ、厳密に言えば会社の近くに住んでいたオットが、ワタスの地元に引っ越してきてくれたので、通勤時間が長くなっただけなのだが)まー、通勤にも車で1時間かかると来たもんだ。
まず、朝飯とかどうする?という問題だよね。
朝、早ーいわけ。家を出るのが。7時前に家を出るので、その前に朝ごはんを食べるわけですよ。しかも、当時のオットには朝風呂の習慣があり(シャワーじゃないよ湯船につかるの)、そのお湯も溜めておいたりしたわけである。
で、帰宅するのは、早くても22時過ぎ、あたりまえに23時だったりもしたので(週に何回かは社食で晩めしを食っていた)、帰宅してやっぱり風呂入って寝る→数時間後に起きる。
そんな日々を繰り返していた。
私は昼にフラッと働いたり、実家行ったり、家を片付けたり(まったく落ち着かない中で同居?つまり結婚生活が始まりドタバタだった)、近所づきあいをうまくやった。
近所づきあいというのは、最初に住んだアパートが、長屋のようなところで、大家さんは妖怪で薄汚れたジャズ喫茶的な店を経営していて、散髪屋らなんやらの店子も入り、月に一回、住民たちはそこの店に集まってみんなで飲むという、今考えればとても変わった住まいだった。
そこにうまく溶け込むには、それなりに努力を要したけど、それでもけっこう楽しかったんだよなあと、あれから20年以上の月日が過ぎてそう思う。
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