Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2026/04/20 第810号
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今週の目次
○「はじめに」
○「思考の補助に必要なもの」
○「執筆法と壁その1」
○「社会的なもの、個人的なもの」
○「おわりに」
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○「はじめに」
最近、原稿を書くこと以外は、生成AIといろいろやっていることが大半です。必然的に、話題もそちらに偏ります。
その1:ゲームづくり
生成AIをつかえばいろいろなものが作れるのですが、いまだに「ゲーム」を作ってもらったことがありません。作るのはほぼ「ツール」で、たまに「サイト」くらいです。
もともと私はゲームが作りたくてプログラミングを覚えた節があるのですが、それを考えると今の状態は不思議です。自分なりのボードゲームとかカードゲームとかが──アイデア次第で──いくらでも作れるはずなんですが。
まあ、その「アイデア」が今の私の注意に入っていないのでしょう。
その2:連携
Claudeさんは、コーディングについては非常に優秀なのですが、私の環境だとリミットがすぐにやってきます。私はそのリミットを作業打ち切りのサインだとしているのですが、たまにリミット最後のコードに、動かないエラーが含まれていることがあり、その場合非常にモヤモヤしてきます。具体的に言えば課金したくなります。
それをグッと堪えて、そのエラーをChatGPTやGeminiと相談しながら直す。協力体制です。
そもそも人間にしても、一人でやるのと二人以上でやるのとでは発揮される知的能力は違うでしょう。能力の差以前に「ダブルチェック」の有用性というのがあるのです。ある視点を持ったら、別の視点から見ることができなくなる。その死角を潰すために、二つ以上のモデルを使っていく。
その意味で、やっぱり人間のマネジメントと通じる部分がたくさんありそうです。
その3:モノマネ
簡易のタスク管理ツールをClaudeに作ってもらおうと思って、わざわざ機能一式を説明するのも面倒なので、Thingsっぽいものを作ってとお願いしたら、たしかにそれっぽいものができました。
https://i.gyazo.com/693a3af5299694524232ffc5ed6ec982.png
これ以上の機能を求めないなら、十分な出来栄えです。とは言え、これはツールを作ったとは言い難いものがあります。たとえて言えば、「テトリスを作って」と頼んだのと同じなわけです。もし要望がそれだけなら、テトリスをプレイすればいいわけで、わざわざ新しく作る必要はありません。
大切なのはニーズです。たとえば、Thingsを使っていてどうしてもこの点が気になる、というときにそれを実現するためのツールを作る。これまでになかったものを、この世界に現出させる。そこに「つくる」の意義があります。
もし私が、必要な機能一式を事細かに説明し、できあがったものがだいたいThingsと似ていた、というならばそれは「つくった」ことになるでしょう。そこには具体的なニーズを叶えるものが現出しているからです。しかし、「Thingsっぽいものをつくって」だと、そうはなりません。
これはきわめて微妙な話をしています。でも、そこが結構大切だと思うのです。