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§ ぶんぶくちゃいな § vol.565 § 神秘の「梅おばさん」、不可解な中国人身販売ネットワーク §

§ 中 国 万 華 鏡 § 之 ぶんぶくちゃいな
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ § 中 国 万 華 鏡 § 之 ぶんぶくちゃいな § vol.565 § 2026年3月28日発行 § 今週のトピック: 神秘の「梅おばさん」、不可解な中国人身販売ネットワーク ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 早くも今年も4分の1が過ぎ去ろうとしています。なんだか驚くべきスピードです。こ の時間のジェットコースター、みなさん、振り落とされないようにしっかり捕まってい ますか? 先日目をとおしたコラムに、「世界は驚くべきスピードで崩壊に向かっている」という 表現がありました。そのコラムは主に、トランプ第二期政権が始まって以来わずか1年 あまりのうちに、アメリカという国がこれまで維持してきた体制や理性、そして社会的 な価値観や常識が急速に「崩壊している」という内容でした。そして、そのトランプ政 権下のアメリカの行動によって世界にも無秩序がもたらされているという米国人識者の 懸念が語られていました。 崩壊、あるいはほつれは、確かに起きていますね。それがトランプ政権による影響なの かどうかにかかわらず。 先日の刃物を持った自衛官による中国大使館「殴り込み」には驚きました。正直正気の 沙汰ではないと思った人たちも少なくなかったはずです。ですが、日本政府はいまだに 「遺憾」「再発防止に努める」といったコメントで済ませています。 この反応は、多くの人たちが注目しているとおり、相手が「中国」だからでしょう。日 本語のSNSでは「もし、中国で日本大使館に刃物を持った軍人が殴り込みをかけたと考 えたら、その程度の対処ではすまないはずだろう」といった意見も少なくありません。 わたしもそう思います。ただ、政府のあの対応は、「けが人が出たわけではないし、日 本人小学生殺害事件の中国政府の態度を思い起こせば、その程度でよろしい」という思 いがあるのでしょう。 ただ、日本に駐在する外国公館で起きた事件だと考えると、やはり日本のその対応はか なり異様です。日中関係の難しい状況を考えれば、といった前提はあれど、日本に公館 を置くその他の国々も当然、日本側のあまりにも冷淡な態度に驚いているはずです。と いうのも、公館の保護、警備は外交関係条約に基づいて世界的に受入国に求められてい る義務だからです。さらに侵入した張本人が自衛官という公務員であったことは、ただ の侵入事件以上の意味を持ちます。 それに対して、日本政府が冷淡な態度を取ることは、その他の国の公館で同じことが起 きても同様の対応を取る可能性がある、つまり日本には外交関係条約を本気で遵守する 気はあるのかどうかを疑問視されても不思議ではありません。本来ならここで「示し」 をつけるためにも、きっぱりとした態度をとるべきでした。 これが日本のトランプ化なのでしょうか? それとも日本独自の崩壊? 少なくとも高市 首相も小泉防衛相も「日本製」ですし、トランプ政権以前から国会議員や要職を努めて きた政治家。これをトランプ氏のせいにしてしまうわけにはいかないでしょう。 ただ、こうした彼らの対応によって、日本は「壊れ」つつあります。「相手が中国だか ら」は言い訳でしかなく、相手がどの国であっても日本に公館を置く国に対して「平等 に扱う」姿勢を見せるべきでした。少なくとも、「好き」「嫌い」で日本は別け隔ては しませんよ、という態度をとるべきでした。

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