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第892回 原油価格の高騰にどのように対処すべきか?、イラン戦争は引き起こしかねない金融危機の可能性、ジョセフ・ティテルのイラン戦争予言
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▼原油価格の高騰に我々はどのように対処すべきか?
それでは今回最初のテーマを書く。アメリカとイスラエルによるイラン攻撃ははからずも始まり、ホルムズ海峡も閉鎖された。現在原油価格は75ドル前後に急騰し、100ドルを突破するのも時間の問題になっている。バーレルあたり120ドルというのが日本経済が耐えられる限界だとされているが、この価格水準に到達する可能性もある。もしそうなった場合、生活者としての我々はどうやって対処すべきなのか?
ここでは原油価格がバーレル=120ドルを突破し、それが数カ月以上続いた最悪な状況を想定する。そのときインフレ率は10%~15%にもなることが予想される。1974年には前年のオイルショックの煽りを受けて、23.4%のインフレ率となった。だから、10%~15%という数値は十分に現実性がある。
10%~15%という異常なインフレ下では、現金の価値が猛スピードで目減りするため、従来の「預貯金中心」の資産構成は破綻する。日本円の独歩安と物価高騰が同時に進む「スタグフレーション型円安」に備えた、具体的な資産防衛ポートフォリオを提示して見よう。
●資産構成(ポートフォリオ)の劇的な転換
平時の資産構成から、インフレ耐性と外貨獲得を重視した構成へシフトする必要がある。まず、一般的には平時の資産はこのような状況になっている人が多いはずだ。
・資産クラス 平時の比率
日本円(預貯金) 50%
これをインフレの危機時には次のように転換する。
・危機時の推奨比率
10%~20%
これは、インフレで預金の価値が減価するため、生活防衛資金のみに預貯金を絞ることが肝要だ。
・資産の40%~50%は米ドル・外貨建資産に
これは円安に対する最強のヘッジとなる。また、米国債や世界株(オルカン等)を保持するのも有効だ。
・資産の15%~20%は実物資産(金・貴金属)に
「有事の金いは中央銀行への不信や通貨危機に強い。
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