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石川 温の「スマホ業界新聞」
2026/02/28(vol.649)
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《目次》
1.ショップでGalaxyの魅力を伝える「アンバサダー制度」
—-日本で必要不可欠な「顧客接点」の開拓に成功
2.ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売
—-販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも
3.楽天モバイルがGalaxy S26シリーズの取り扱いを開始
—-ハイエンド端末でARPU向上につなげられるか
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.ショップでGalaxyの魅力を伝える「アンバサダー制度」
—-日本で必要不可欠な「顧客接点」の開拓に成功
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今回、サンフランシスコで開催されたGalaxy Unpackedの会場で、NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルの端末担当者に話を聞くことができた(もう1社に聞けなかったのは、お察しの通り)。
ソフトバンク、NTTドコモの話で面白かったのが「Galaxy アンバサダー」の存在だ。アンバサダーといってもインフルエンサーの話ではない。ショップ店舗で、Galaxyの魅力を伝え、販売する店員への認定制度のことだ。
ソフトバンク、NTTドコモ共に全国に1000名程度のGalaxyアンバサダーが存在する。ソフトバンクは26年度にさらに500名程度、増やす計画があるという。
こうした認定制度を設けることで、店員のスキルアップが促進され、販売力も上がるようだ。実際、ソフトバンクではGalaxyアンバサダーとそうではない店員で約2倍、販売数が違うという。さらに店員のやる気につながり、離職率が10%下がるというから驚きだ。
ショップ店員はかなりの激務で、客のプレッシャーに耐えかねて離職率が高いとされている職業だ。Galaxyアンバサダーという認定制度が離職率を下げる効果があるなんて、想像もしなかった。
ドコモショップのGalaxyアンバサダーはすべて挙手制で、自ら志願してGalaxyアンバサダーになっている店員なのだという。
そのため、Galaxy愛が相当、強い店員が多いようだ。
実際、NTTドコモがサムスン電子製品を扱い始めたのは2010年2月まで遡る(スマホではなく、docomo PRO Series SC-01B)。
その後、NTTドコモがスマホを取り扱っていく中、最先端の機能をいち早く載せるスマホとしてGalaxyを扱い続けてきた。
NTTドコモがiPhoneの扱いをしないなか、ソニー・Xperiaと共に「ツートップ」として、Galaxyが担ぎ上げられたこともあった。
そう考えると、ドコモショップで長く働くスタッフとすれば、Galaxy愛のある人がいて当然と言えるかも知れない。
キャリアショップの店員に対して、こうした認定制度を設け、さらに教育などを行う体制を整えている点において、やはりサムスン電子はずば抜けている感がある。
他のグローバルメーカーは「キャリアショップの接客がいかに重要か」という点をなかなか理解できていないのではないか。
キャリアショップがここまで顧客に丁寧に説明して製品を売る国は日本ぐらいしかない。あと、キャリアが強いという点においてはアメリカ、韓国あたりが該当するが、ショップ店員が熱心にスマホを売っているという印象はない。
その点、サムスン電子は16年間、日本市場で戦ってきた中で、キャリアとの関係性を強化しつつ、Galaxyアンバサダーという認定制度で、着実に存在感を出してきているのかもしれない。
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