1990年代は、私の人生にとっても激動の時期だった。1993年にサラリーマンをやめて大学院に入ったのは個人的な理由もあったが、バブル崩壊と政権交代という出来事を取材して、日本社会が大きく変わると感じたからだ。
その変化は予想以上に大きく、かつての経済大国が10年余りで「衰退途上国」と呼ばれるようになった。その一つの原因は、政治の混乱が続いたことだ。自民党政権が倒れたが、その後の政局は不安定で、経済的なカオス状態を増幅してしまった。
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