今の時代は、人生が始まるのが遅いですよね。
フレッド・ホイル博士が以前『生命はどこからきたか』に
以下のように書いていました。
「高い教育レベルの過程は現在約 25年間も続くのである」
これは英国の話で、さらに大学院的なものも含んだ期間なんでしょうが、
確かに人生のうちの 25年といえば結構な時間で、
それなら何か他のことを早くから習得したほうがいいというのも理解できます。
それ以上に、ホイル博士は、この 25歳まで続く高等教育の問題として、
以下のように書いていました。
> 子供時代の内面的な独創性を回復するには遅すぎ、
> また、あまりにも永く子供たちは精神的な監獄に閉じ込められてきたため、
> そこから逃れるにも遅すぎるのである。
確かに、一般的な学生生活時代というのは「独創性を剥奪される」
部分が大きく、
「若い人たちは結構好きなことやっているじゃないですか」
ということを言われることもありますが、
それが自分の独創性から生まれた好きなことなのか、
「生活の中で選択できる中から選んだ好きなこと」なのかは曖昧です。
21世紀に入って、ずっと思っていますけれど、
「実際には、趣味や嗜好もすでにいくつかある候補から選択するだけ」
というような若い人たちの時代が続いているじゃないかなあと。
それだけに、そこから著しく「外れた若い人たち」は、
場合によっては精神的に悩んだり、
場合によっては、犯罪みたいなことを含む変なことに走ったり、
というような部分はあるのじゃないかなあと思います。
……まあ、昔からあったことなのかもしれないですけれど。
そういえば、エジソン氏なんかも先生の意見に反論したとき、
(1+1が2なのはおかしいと)
「君の頭は腐っている」
と言われた記録が残っていますけれど、現代の人類文明というのは、
「決められた選択の中から選ぶ」
ということで進んできたのかもしれません。
まったくそこから外れて進むためには、
果てしなく優れた能力や努力が必要なのかもしれないですし、
この数百年はそうだったのかもしれませんね。
そういえば、「この数百年」といえば、
「現在のZ世代は、歴史上、初めて親世代より知能が低い」
ことがわかったということが報じられていました。
認知発達の記録が残されているのは、1800年代後半からですが、
それから 21世紀になる頃まで、
人類は、親の世代より高い知能を持って生まれてきたのだそうです。
Z世代というのは、現在 10代〜 20代後半の世代で、
この世代は、人類の歴史の中で初めて、
「生まれた時からインターネットがあるデジタル世代」
であり、また SNS ネイティブ世代でもあります。
一見すると、最も知的な世代のような感覚を受けるのですが、
「まったく逆」なようで、
この世代が、初めて親の世代より知能(IQ)と認知が低下した世代となりました。
報道から抜粋させていただきます。
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