NHKの討論を逃げたり、円安を歓迎したり、あれこれとトラブル続きの高市氏だが、やはり自民党圧勝の予想は覆りそうもない。
日本人の左嫌いは治らないようで、どんどん貧乏になっても、強いリーダーを願望しているようだ。
日本人は共産主義を怖がっているが、ベトナムのように(キューバも行った人に聞くとそうらしい)自由な共産主義国もある。
国民の自由を奪い、領土拡張だとか、さまざまな強権政治を行っているのは、共産主義でなく、権威主義とされる国々だ。
ロシアだって共産主義国ではない。
プーチンにしても、選挙に不正があると言われているが、大統領選挙で圧勝して選ばれた(不正がなくても選ばれているくらいの圧勝)大統領である。
彼の政党名は統一ロシアという政党だ。
ロシアには共産党は残っているが、大統領選挙で4%も取れていないし、国会デモ国家院では57議席を占めているが、連邦院ではわずか4議席の弱小政党になっている。もちろん野党である。
アメリカに逮捕されたベネズエラのマドゥロは左翼ではあるが共産党ではない。ベネズエラ統一社会党という政党の党首だ。彼はプーチンほどの人気はなく、選挙でも不正があったとされているが、一応選挙で選ばれた大統領だ。
昔の話をするとヒトラーはむしろ、反共を売りにした独裁者だった。
共産主義ではなく権威主義の代表格と言える。
今回の総選挙は、まともな国会討論も、それ以上になってからの実績が不明(円が安くなって株が上がったのが実績かもしれないが)なまま、高市氏自身が信任投票ということで行っている選挙である。
これまでの言動といい、選び方といい、まさに権威主義の方向性だ。
予想通り自民党が圧勝すると、日本は権威主義の国になりかねない。
せめてもの救いが参議院では少数与党だということだが、次の参議院選挙までに、おそらくは日本の一般大衆は貧乏し続けることだろうから、人気は落ちることだろう。ただし、今回自民党が大勝ちすれば、4年近く、絶対に解散しないだろうから、政権与党は変わらない。要するに4年間、貧乏は覚悟しないといけない。
ただ、一般に権威主義の指導者が国内で体制を固めるときに、あるいは国民の圧倒的な支持を得るときに、経済を立て直している。
国民が豊かになるから支持されるのだ。
権威主義をボロクソにいう人が多いが、経済を立て直せない中途半端な民主主義者より権威主義で国民を豊かにするほうがましかもしれない。
ヒトラーにしても短期間でヨーロッパで一番貧しかったドイツをヨーロッパで一番豊かな国にしたし、プーチンは食料そのほか、すべて自国で賄えるようにし、むしろ小麦は世界でトップレベルの輸出国にした。
だから、ロシアは、各国から制裁を受けても国民は飢えないし、凍え死んだりしない。ちょっと新しい車や家電品やスマホが入ってこないだけだ。それにしたって、中国と仲良くしていたら入ってくる。
昔と違って、中国製のほうが(ガソリン車はともかくとしてEVなどは)性能がいいのだから文句はない。
だからロシアは戦争を続けられるのだ。
ヒトラーやプーチンを選んだ当時のドイツ国民やロシア国民をおかしいという人が多いが、国を豊かにしてくれているのだから、人気が高いのは当たり前だ。そういう人が選ばれるのが民主主義国だ。
逆に国民というのは貧乏になると政権を変えたがるのも民主主義国だ。
民主党政権時代、ITや金融業の人ばかりリッチになり、製造業や農業の従事者は置いてけぼりになった。それに怒った製造業や農業の人が起こした革命が、権威主義者のトランプの選出なのだろう。
ところがトランプのやり方では豊かになるどころか、かえって貧しくなると、たった1年でトランプの人気は急降下した。
そしてマムダニのような社会主義者が人気を博している。
マドゥロにしても、大統領選挙で不正をやらざるを得なかったのは国が貧しくなったからだ。
それと比べて30年以上、国民を貧乏にし続けている政党を選び続けている日本の国民のほうがよほどおかしい。
そして共産主義が自由がないからといって、貧乏人の味方の政党を排除し続けて、どんどん貧乏になっていくのだが、本当は怖いのが権威主義なのに、権威主義的な人の人気が高い。
どうなっているのかよくわからない。
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