広島カープの羽月隆太郎選手が逮捕された。
「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を若干量摂取し、使用した疑いがもたれている。
昔は脱法ドラッグとかいって、麻薬と似たような作用があるのに法律には触れないということでいろいろなドラッグが売られていて、当局も野放し同然に扱っていたが、今はそれを危険ドラッグと呼んで、国内未承認であれば原則(これも指定薬物にならないといけないようだが)取り締まりの対象になったようだ。
とはいえ、使っている人の数を考えると逮捕者はまだ少なく、今回のことも見せしめ的なもののように思える。
問題はなぜカープの羽月選手がその見せしめに選ばれたかだ。
確かにスター選手ではないが、これから一軍に定着しそうな有望株の選手で、昨年は一軍に74試合出て、17盗塁、2割9分5厘の打率を残している。
こういう選手を早めに潰しておくとジャイアンツなどには都合がいいことだろう。
今から50年以上前に球界黒い霧事件というのがあった。
永易という年に2~4勝の二線級投手が八百長の疑いで西鉄球団が調査をして解雇を決めたのだが、それをなぜか報知新聞と読売新聞が大々的に報じた。
その後、球界と暴力団の関係がマスコミを賑わわすことになったが当時の読売ジャイアンツ投手コーチの藤田元司氏が暴力団と関係していることが明らかになったがたった1ヶ月の謹慎で済ませ、その後藤田氏はジャイアンツの監督にもなっている。
ところが、西鉄のほうは、ここから事件が広がり、当時の絶対的エースの池永など4人も球界の永久追放処分を食らっている。
そのほか、東映と中日からも永久追放処分が出ている。
阪神の大スター江夏も野球賭博疑惑のある暴力団と交流が明らかになったが戒告処分で済んでいる。
こうしてみると警察もマスコミも田舎の球団に厳しく、東京や大阪に甘いことがわかる。
暴力団が当たり前のように活動し、当時は芸能界まで牛耳っていた大阪や神戸の地域の球団からは永久追放処分が出ていない。当時は警察と暴力団が仲良くしていたようだから、さもありなんという感じだ。
いずれにせよ、日本シリーズで巨人に3タテを食らわせた名門球団西鉄ライオンズはこれを機に消滅の憂き目にあい、九州からプロ野球球団が消滅した。
この手の警察とマスコミの田舎いじめの走りのような事件が黒い霧事件であり、今回の大した薬物事件でないものを逮捕して大々的に報じるのも、同じ匂いを感じてしまう。
実はGHQが戦前の中央集権的な警察組織を改変して自治体警察化したのだが、昭和30年代から東京の警察庁の人間が各県の県警本部長のポストを奪い、警察が地方自治に介入し、田舎いじめを始めた。
この頃にはほとんどの県の県警本部長が東京出身になり、その集大成として、この黒い霧事件があったように思えてならない。
ただ、昭和40年代、50年代には地方には強い政治家がいたので、たとえば、森喜朗がいた石川県では、ピンク温泉が許されていたし、かなりやばいビデオが売られていたりした。
今は、すべての県を警察官僚が握り、地方いじめを続けている。
地方でも平気で高齢者から免許を取り上げ、海外なら合法の飲酒運転も、人の歩いていないど田舎でも取り締まる。
今回のカープ選手の逮捕も、田舎の交通取締も、地方の実態を無視する、東京の警察官僚(今の広島県警本部長は東大卒ということだ)の仕業なのは確かだろう。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)