Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2026/01/19 第797号
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今週の目次
○「はじめに」
○「すべてを一つに並べる」
○「テキストファイリングを分ける」
○「おわりに」
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○「はじめに」
ポッドキャスト、配信されております。
◇BC130 2025年の配信を振り返る(後半) | by goryugo and 倉下忠憲@rashita2
https://bookcatalyst.substack.com/p/bc130-2025
今回は、2025年の振り返りの続きです。所々の事情で年をまたぎましたが、案外これは悪くないような気がします。
真の意味で「一年の振り返り」はその年が終わってからでないとできない、という話もありますが、それよりも二回の配信で年を「またぐ」ことで、動きが感じられるのがよいです。
よろしければお聴きください。
〜〜〜AIブッダ〜〜〜
以下のニュース記事を読みました。
◇仏教を説くAIブッダ、ブータン僧侶が活用 国民80万人に広がるか [AIの時代]:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASTDY00BSTDYUHBI03VM.html
ブータンで仏教の普及にAI活用が検討されているとのことです。
ちょっと聞いただけだと"罰当たり"な感じがしますが、使われ方を見てみると案外そうでもない気もしてきます。たとえば、記事では以下のような場面が紹介されています。
修業中の僧侶が疑問を持ったときに、AIブッダに「カンギュル・テンギュル(経典の一つ)への私の理解は正しいでしょうか」と尋ねる。すると、 「ダンマパダ(別の経典)に照らせば、このお経も無常の中にある」と返ってくる。
経典の情報が学習されているので、見事な回答が返ってきます。
生成AIの利用において、「創造性」(新しいものをつくり出す)が問題にされることが多いわけですが、上記のような利用の場合、新しいものをつくり出す必要はぜんぜんないわけですし、むしろ「経典群」からはみ出ないことこそが大切でしょう。だとしたら、調整次第で生成AIは見事な質問装置になってくれるはずです。
経典を重視する宗教は、言い換えればテキストを重視する宗教なわけで、テキスト処理に長けた生成AIとは相性がよいものです。その上、仏教は偶像も作っていますし、輪廻転生のように一つの魂がさまざまな体(生命)を渡っていくような考え方もあります。だとしたら、生成AIの利用にもそこまで忌避感が生まれにくいのかもしれません。
もちろん、人間の僧侶が不要になるわけではないでしょうが、日々のちょっとした疑問に寄り添える質問装置があることは普及の一助になるのかもしれません。
〜〜〜デジタル振り返り〜〜〜
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