メルマガ ジャーナリスティックなやさしい未来----2025年12月31日 第632号
文部科学省は12月26日、大学進学率の統計データの母数に特別支援学校卒業生を長年入れていなかったことに関する調査結果を公表し、過去のデータを修正し関係者にお詫びした。
私も障がい者の学びに関する講演会などでは、この「除外された進学率」を使ってきたから、正確な数字を示しめせず、痛恨である。
2014年に障害者権利条約を批准した際など、見直す機会があったのではと思うが、聞き取り調査では慣例に則った、トレンドを示す調査との認識で見過ごしたようだが、見過ごす感覚をあらためる必要があるだろう。
現在、文科省の障害者生涯学習推進アドバイザーとの役割もあり、特別支援学校の卒業生の高等教育を実践してきた身としては、ここまで「特別支援学校の卒業生の学び」が注目されたことも多くはないとの実感から、2026年を前に、社会全体として考える契機にしたい。
この問題が報道された直後の12月9日、私は「令和7年度障害者の生涯学習の功労者」として文部科学大臣表彰の授賞式に出席し、檀上であいさつに立つ松本洋平文科相が、統計の間違いを認め、深く陳謝した。
国から表彰される、という慣れない立場の私は席上、記者時代に記者会見で謝罪する大臣や高官の場面を思い起こしながら、謝罪とともに実際を調査するという松本文科相の言葉に期待を膨らませていた。
高等教育への進学率の低さと障害者の生涯学習の充実は切り離せない問題である。
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