メルマガ ジャーナリスティックなやさしい未来----2025年12月10日 第629号
フェリス女学院大学が12月13日に行う「南インドを知る―学術・経済交流を見据えた日印の未来ビジョン」を前に、登壇するベンガル―ルのセントジョセフ大学社会学部のチャンドニ・バンブハニ博士に南インドの変化について聞いた。
南インド地域は国内総生産(GDP)の上位10州のうち4州、一人あたりのGDPが最も高い州も南インドにあり、カルナータカ州とタミル・ナドゥ州が平均の個人所得で先頭に立っている事実がある。
博士は「都市化の傾向は、農村の農業中心のコミュニティから工業都市への人口移動による経済発展を反映して」おり、「経済発展に伴う社会的変化は、平均寿命の上昇など、いくつかの指標からも明らか」とし、平均寿命の延びは、健康、栄養、衛生状態の改善によりケララ州は国内で最も高い平均寿命を誇っているという。
さらに乳児や母親の死亡率低下、出生率の減少、女性の教育や給与を伴う雇用への参加の拡大など、社会的変化の他の指標においても同様の改善が見られ、ケララ州が先導役との実態を示した。
一方で解決されていない課題として「階級、カースト、宗教コミュニティ、性別間の格差の拡大」を挙げた。
博士はインドの家族構造が「共同家族」であるとする世界の認識に慎重な姿勢を示すことを求め、「高齢の両親が結婚した息子と共に暮らす多世代世帯、すなわち共同家族は、特に南インドでは非常にまれ」とする。
正確な家族観をもとにしながら「家族規模の変化で明確に観察できるのは、教育の拡大に伴う男女の結婚年齢の上昇や、出生率の低下、望まない妊娠を防ぐ女性の権限の増加など、人口動態上の要因の影響」という。
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