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著者:Systems Research:吉田繁治
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〔プロローグ:前文〕
長期的には・・・米ドルの商品購買力(実質価値)は1980年を100として、
2025年は30へと70%低下しています(セントルイス連銀:ドルの購買力)。
〔本質〕インフレは物価の上昇という外形をとった通貨の下落です。35年間の
累計で70%(年平均では3.6%)ドルの価値が下がってきたことを示します。
(1)55年のトレンドは、その間、平均10年サイクルで、経済・金融を転換す
る「大事件」があった結果ですから、強力な長期の傾向を示すものです。
(2)根底に、GDPと物価が下がる気配の不況のときは、中央銀行が100%の確
率で「利下げと通貨増刷をする制度」があることです。この制度は、現在も未
来も、同じです。FRB創設の1913年以来、インフレを招くのは中央銀行です。
【Fred:セントルイス連銀:112年での米ドルの購買力】
長期で見ると、FRB設立の1913年から2025年までの112年間をとると、100ドル
の購買力は、100から3.1へと「1/32=3.1%」に低下しています。
消費財の物価では、「グレート・ギャッツビー」の時代に、3.1ドルだった衣
服と同じグレードのものが、年平均3.1%のインフレで1000ドル(32倍)に上
がっています。資産とされる住宅、株価、金は、下がり時期はあっても、通貨
の増刷があるので、100年の長期ではインフレ率をはるかに超えて上がってい
ます。これが示すのは、ドルの長期的な価値の下落です。
https://fred.stlouisfed.org/series/CUUR0000SA0R
【1単位の通貨の価値が上がるデフレは、大恐慌のときだけだった】