AI分野でも「中国のキャッチアップ」には「素晴らしい」を通り
越して「すさまじい」ものがあります。
そこでもう一つ、「大きな疑念」が急速に台頭してきています。
「2.5兆ドルものデータセンターの建設はペイできるの
か???」の疑念以外の、もう一つの「大きな疑念」です。
↓ ↓ ↓
「オープンAIやAnthropicはより高性能な『AIG』を目指し
て開発を急いでいるが、そんなに高性能で高価な生成AIが本当
に必要なのか???」という疑念です。
「中国製の安価な生成AIで十分なのではないか???」という疑
念です。
先週号でもお伝えしたように、そもそもこの「AIG(汎用性人工知
能)」の開発は、オープンAIやAnthropicなどが使用するLLM(大
規模言語モデル)では実現できないと、トップ研究者から指摘さ
れています。
アメリカ国内のオープンAIやAnthropicを始めとする生成AI企
業は、実現不可能とされている方法を使って最終的には実現で
きない夢を追いかけて膨大な資金を投入しているわけです。
そんな中、
中国製の生成AI企業の急速なキャッチアップにより、今では世界
の生成AIの勢力図が急速に塗り替えられつつあるのです。
アメリカ国内のベンチャー企業たちの8割が、今では既に
DeepSeekなどの中国製オープンソースモデルを利用しているの
です。その理由は単純で、アメリア製に比べて中国製が極めて安価
だから。たとえば、OpenAIのものを使うと100万トークンあた
り30ドルなのに対して、中国製のものを使えば、100万トーク
ンあたり0.14ドルと桁違いに安価なのだそうです。
価格競争という点では、アメリカ製の生成AIは中国製には既に対
抗できなくなっているのです。
コンピュータ業界の常として、いや、テクノロジー業界の常として、
「『桁違いに安いコスト』こそが『これまでほぼ不可能と考えられ
ていた応用分野』を可能にしてきたという歴史があります。
「AIブーム」が崩壊して生成AIがコモディティー化し、巨大デ
ータセンターがバーゲンセール状態になれば、「AIブーム」の次
のフェーズは、「ロボット・ドローン・自動運転車」などへの「AI
の応用分野」へ移ってゆくことは明らかでしょう。
中国製の超安価な生成AIが、「ロボット・ドローン・自動運転車」
のみならず、これ以外の分野でも応用分野を生み出し、AI業界を
引っ張って行く可能性が高いかもしれません。
AI分野でも「アメリカの独り勝ち」はすでに終わりを告げつつあ
ります。
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