一、祈りの呼吸をひらく
修験の教えは、山の奥に隠された神秘ではなく、
人のいのちに宿る静かな炎を見つめるための道である。
私は長く祈りを見つめてきたが、
祈りとは「願うこと」ではない。
それは、燃え尽きるほどの覚悟で、
己をいのちの側へ差し出す行為だ。
このメルマガは、修験道という古の智慧を通して、
祈りの呼吸を社会に循環させるために書き始めた。
山に生きる者として、
私は燃える祈りを再び人々の胸に灯したいと思っている。
二、山に学び、人に祈る
私は山形県東根市・甑嶽観音寺を拠点に
修験行者として歩んでいる。
当家は代々、山伏の家系を継承してきた。
神仏分離の折に寺を閉じたが、
作法は密やかに受け継がれた。
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