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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 301
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、アリペイのタッチ決済についてご紹介します。
昨2024年6月からスマホ決済「アリペイ」がNFCタッチ決済に対応をしています。今年2025年9月現在で、利用者数は2億人を突破しました。
このタッチ決済は、規格は少し異なりますが、日本の電子マネーやクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)と同じものです。スマホを端末にタッチするだけで決済ができるというものです。
このようなタッチ決済は、今更感があり、中国は遅れをとったように見えます。しかし、アリペイタッチの本質はマーケティング施策にあります。例えば、商品ポップにNFC端末があり、タッチするだけでクーポンが取得され、レジで購入すると自動適用されるなどということができます。
また、小売チェーンが会員を募集する際もタッチだけで会員登録ができます。
このような操作はすべてアリペイの中で行われるため、データが逐一取得できることが大きいのです。クーポンをいつ、どこで取得したか、その後何分後に利用したのかしなかったのか、さらには購入履歴などもすべて把握できるようになります。
会員登録をしてもらわなくても購入履歴が把握できるようになる。タッチして会員登録をしてもらえば、さらに購入履歴に応じてプッシュマーケティングができるようになる。商店側はここに注目をしています。
今回は、アリペイタッチのマーケティングツールとしての側面についてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 301
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▼目次▼
ひと味違うアリペイのタッチ決済。決済時間の短縮よりも、マーケティングツールとしての活用に注目が集まる
小米物語その219
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Q&Aコーナー
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ひと味違うアリペイのタッチ決済。
決済時間の短縮よりも、マーケティングツールとしての活用に注目が集まる
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今回は、アリペイタッチのマーケティングツールとしての側面についてご紹介します。
経済産業省の「2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました」(
https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250331005/20250331005.html)によると、日本のキャッシュレス決済比率は42.8%となり、非常に順調に増加をしています。
▲日本のキャッシュレス比率は順調に成長し、42.8%となり、政府目標の40%を達成した。経済産業省のデータ。
一方で、ここまで増えてくるとさまざまな問題が出てきています。特にセルフレジはさまざまな問題が起きていて、一度導入しておきながら撤去するという店舗もあると報道されています。
最大の問題は操作ミスをした時にスタッフに対応をしてもらうしかなくなるため、そのような例が多発をすると、有人レジよりも時間がかかってしまうことです。日本は、キャッシュレス決済が多岐に渡るため、操作が複雑になり、ミスをしやすい環境になっています。
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