吉田政権の二つの戦い――インテリジェンスと経済政策で「敗戦革命」を止めた
ご登録ありがとうございます。浜田聡(前参議院議員)です。
本メルマガは週2回配信を基本に、政策・歴史・安全保障について“皆様の行動につなげる形”でお届けします。
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【今号の狙い】
前号(第12弾)では、戦後の日本を大きく揺るがしかねなかった二・一ゼネスト(敗戦革命の危機)を取り上げ、その構図と未然中止の経緯を整理しました。本号はその続編として、同危機を抑え込み共産革命を防いだ吉田政権の対抗軸を、(1)インテリジェンス と(2)経済政策 の二分野から押さえていただきます。現在、何かと国民に敵視されがちな財務省ですが、戦後のGHQ支配下において日本を守った活躍をしたことは知っておくべきと考えます。
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【皆さまにお願いしたい具体的行動】
・下記の参考記事(オンライン一次・公的資料中心)に1つでいい(数が多いです)のでどれかに目を通す。
・今回紹介する歴史を周囲に伝えてください。
余裕があれば、以下も。
・渡辺武『占領下の日本財政覚え書』を読む。
・倉山満『検証 財務省の近現代史』を読む。
・江崎道朗『日本占領と「敗戦革命」の危機』を読む。
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【共産革命を防いだ吉田政権の戦い その1 インテリジェンス分野】
・G-2(参謀第2部)=ウィロビー少将との連携:占領機構の情報・治安ラインと歩調を合わせ、二・一ゼネストの未然中止や過激化抑止に繋げた。
・占領政策の転換(いわゆる「逆コース」)とレッド・パージ:冷戦化に伴い、GHQは非軍事化偏重から治安・自立優先へ軸足を移し、国内左派の影響力抑制が進展。
・効果:治安・情報と政権対応の同調で、体制流動化リスク(敗戦革命)の芽を抑え込んだ。
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