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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 297
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、中国の女性の社会参加についてご紹介します。
おそらく、みなさんは「中国の男性は家事を積極的にする。そうでなければ、すぐ離婚されてしまう」という話を聞いたことがあると思います。例によって、「中国では…」の話は、ほんとうであり嘘でもあります。
上海あたりの大都市では、男性は積極的に家事参加をします。ところが、地方都市や農村では、まだまだ家事と育児は女性の仕事という観念が根強くあります。
ジェンダーギャップについては、中国の場合、3つの観念が複雑に絡み合っています。
1)社会主義的イデオロギーに基づく男女平等
2)儒教的な古い観念に基づく男尊女卑
3)現代的なDINKSなどの考え方に基づく男女平等
この3つの考え方が絡み合って、世界経済フォーラムによるジェンダーギャップ指数では、148カ国中103位という低い地位に甘んじています。
近年話題になっているのが、女性の社会進出です。大学入学者の6割以上は女性になりました。公務員試験に合格する人も女性が多く、小学校の教師では7割以上が女性です。
さらには、フードデリバリーの配達員、ライドシェアの運転手、宅配便の配達員という体力的に厳しい仕事でも、女性が急増しています。
その一方で、先進国では上昇をしている女性の労働参加率は、中国の場合、下がり続けているのです。いったい、中国の女性は社会進出をしているのでしょうか。
今回は、この矛盾した現象を読み解き、中国の労働力にとって、女性が重要になってきていることをご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 297
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▼目次▼
大学入学者の63%が女性、小学校教師の72.7%が女性。変わりつつある中国女性の社会参加のあり方
小米物語その215
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大学入学者の63%が女性、小学校教師の72.7%が女性。
変わりつつある中国女性の社会参加のあり方
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今回は、女性の社会進出についてご紹介します。
中国で「外売騎手」(フードデリバリー配達員)、「ライドシェア運転手」「宅配便配達員」というと、きつい仕事の代表のように言われます。確かに長時間労働になりがちで、休む暇もないため体力が必要な仕事です。しかし、今、この領域で女性労働者が増えていることが話題になっています。
「美団騎手年度職業報告」(美団研究院)によると、女性騎手の割合はまだ10%以下ですが、2022年には51.7万人だったものが2024年には70.1万人に増加をしました。
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