植田日銀総裁は2つの米国の板挟み
今、日銀内部ではパニックになっているのではないかと思います。特に植田総裁は「2つの米国」の板挟みにあって悶絶しているのではないかと思います。13日には米国のベッセント財務長官に日銀のインフレ対応は「ビハインド・ザ・カーブ(後手に回った)」とのご託宣を受け、インフレ抑制が必要と言われてしまいました。
日銀内部ではすでに物価目標を上回るインフレが3年も続く中で、多少のリスクはあっても利上げ再開に動くべき、との声が増えています(日銀「議事要旨」、「主な意見」)。それを植田総裁が米国CFR(外交問題評議会)の意向を尊重して利上げを踏みとどまってきました。
ところが、現役のトランプ政権幹部から、インフレ抑制のために利上げが必要との声が出るに至り、どちらの米国の声を聴くべきか、悩ましい状況になってきました。
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