No.689 (2025年08月10日発行)
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鈴木傾城の「フルインベスト」メルマガ編
「100円のものを1万2,000円で買う」ような投資をしている人が大勢いる理由とは?
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世の中には、株価収益率(P/E)が600倍を超え、将来予想利益が200倍を超え、株価売上高倍率(P/S)が120倍を超えるような想像を絶する銘柄もある。もちろん、これは極度に「買われすぎ」の株式である。
だが、こういう株式をよろこんで買う人も多い。
こうした高値に張りついた評価額の高い株を買うというのは、わかりやすく言うとどういうことなのだろうか。
株価売上高倍率は、企業の売上高に対して株価(あるいは時価総額)が何倍の水準で評価されているかを示すものだが、上記を日本円でわかりやすく説明したら、売上100円の企業に対して、投資家は12,000円を支払っているということになる。
投資家ではなく消費者的なイメージで言うと、「以前までは100円で買っていたモノを、今日は1万2,000円で買った」みたいな話である。
なぜ、100円のものを12,000円で買いたいと思うのか。その理屈は「みんなこれを100円と思っているが、実は1万2,000円以上の価値があるんだ」というものだ。「俺は本当の価値を知っている。これは100円じゃない」というわけだ。
彼らがこの値段でも買うということは、彼らはもっと上がると信じているということになる。100円で売っている商品は、実は10万円かもしれないと彼らは心から信じている。だから、1万2,000円でも買う。
普通の人は、100円のものが1万2,000円になっていたら、さすがに「どうかしている」と思うはずなのだが、それがそうならない局面がある。誰もが1万2,000円でも熱狂的に買っていたら、熱狂は伝播するのだ。
イワシの頭でも、チューリップの球根でも、大勢の人が「これは価値がある!」と熱狂的に語って実際に大金をはたいて買っていると、最初は「そんな価値があるわけがない」と思っても、次第に「もしかしたら皆の感覚が正しくて、自分が間違っているのかもしれない」と自分を疑うようになっていくのだ。
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