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「100円のものを1万2,000円で買う」ような投資をしている人が大勢いる理由とは?

鈴木傾城の「フルインベスト」メルマガ編
No.689 (2025年08月10日発行) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 鈴木傾城の「フルインベスト」メルマガ編 「100円のものを1万2,000円で買う」ような投資をしている人が大勢いる理由とは? - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ★『鈴木傾城の「フルインベスト」メルマガ編』のバックナンバーはこちらから購入できます。 http://www.mag2.com/archives/0001566290/ これまでの号はこちらでチェックしてみてください。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 世の中には、株価収益率(P/E)が600倍を超え、将来予想利益が200倍を超え、株価売上高倍率(P/S)が120倍を超えるような想像を絶する銘柄もある。もちろん、これは極度に「買われすぎ」の株式である。 だが、こういう株式をよろこんで買う人も多い。 こうした高値に張りついた評価額の高い株を買うというのは、わかりやすく言うとどういうことなのだろうか。 株価売上高倍率は、企業の売上高に対して株価(あるいは時価総額)が何倍の水準で評価されているかを示すものだが、上記を日本円でわかりやすく説明したら、売上100円の企業に対して、投資家は12,000円を支払っているということになる。 投資家ではなく消費者的なイメージで言うと、「以前までは100円で買っていたモノを、今日は1万2,000円で買った」みたいな話である。 なぜ、100円のものを12,000円で買いたいと思うのか。その理屈は「みんなこれを100円と思っているが、実は1万2,000円以上の価値があるんだ」というものだ。「俺は本当の価値を知っている。これは100円じゃない」というわけだ。 彼らがこの値段でも買うということは、彼らはもっと上がると信じているということになる。100円で売っている商品は、実は10万円かもしれないと彼らは心から信じている。だから、1万2,000円でも買う。 普通の人は、100円のものが1万2,000円になっていたら、さすがに「どうかしている」と思うはずなのだが、それがそうならない局面がある。誰もが1万2,000円でも熱狂的に買っていたら、熱狂は伝播するのだ。 イワシの頭でも、チューリップの球根でも、大勢の人が「これは価値がある!」と熱狂的に語って実際に大金をはたいて買っていると、最初は「そんな価値があるわけがない」と思っても、次第に「もしかしたら皆の感覚が正しくて、自分が間違っているのかもしれない」と自分を疑うようになっていくのだ。 *全文はメルマガ登録で! https://www.mag2.com/m/0001566290

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  • 弱肉強食の資本主義が蔓延し、格差が急激に広がっていき、いよいよ日本人の間にも貧困が蔓延するようになってきています。経済暴力の中で日本人がどのように翻弄されているのかを、危険なまでの率直さで取り上げ、経済の分野からいかに生き延びるかを書いているのがこのメルマガ編です。
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