▼第84号
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2025/8/8
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ブラック企業アナリスト 新田 龍のブラック事件簿
Vol.084
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インデックス
【ダイニー社「レイオフ」騒動から考える、社員の「正しい辞めさせ方」】
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【ダイニー社「レイオフ」騒動から考える、社員の「正しい辞めさせ方」】
ダイニー株式会社(Dinii)は、飲食業界向けの予約・モバイルオーダーなどの
デジタルツールを開発・展開するテック系スタートアップ企業。創業以来、飲食
事業者・消費者双方に利便性を提供し、業界のDXを牽引してきたことで注目を
集めてきた。
近年ではAI領域にも積極投資し、「AI×飲食」による業務最適化・カスタマー体験
向上を標榜。2024年9月には米国やシンガポールなど、海外のベンチャーキャピタル
4社から総額74.6億円を調達。事業拡大に向けてアクセルを踏んでいる最中の企業
である。
そんなダイニー社が2025年7月、突如として一部社員のレイオフを実施したこと
が報道された。時期を同じくして、同社経営者である山田真央氏自らが、文章を
自由に投稿できるメディアプラットフォーム「note」上に、レイオフ断行に際して
の意志や意気込みを綴った「レイオフを伝えるという仕事」
(
https://note.com/maochil/n/n82d307fe2264)と題した投稿をおこなった。
note記事の内容は、「人は減らしたが、会社の将来のためにやむを得なかった」
との趣旨で、経営者個人の苦悩や会社存続への思いを前面に出したものであったが、
全体を通して「ポエム調」で自分語りの印象が強く、肝心の退職する従業員への
配慮や交渉の実態がまったく見えなかったため、説明不足の点や配慮の欠如が強く
批判され、「美談化された解雇」といった声を中心に激しい議論を呼ぶことと
なってしまった。
では具体的に何が批判され、どのような情報発信であれば問題がなかったのかに
ついて考察していきたい。
<「レイオフ」と「退職勧奨」の違い>
山田氏は記事冒頭部分において、
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