前回のメルマガ(2025年08月01日のメルマガ 第362号)で、
「第四の転換」
ということについて少し書かせていだきました。
先ほども書きました 2030年あたりまでがその時期にあたるのですが、
そこでご紹介した記事は、おそろしく長いもので、
そして、いろいろな要素が入り交じっているものでしたが、
その記事の中で、興味深い人物を知ったのです。
それは「エドワード・バーネイズ(1891 - 1995年)」という人で、
一般的には「広報の父」として知られる人らしいですが、この人こそ
「現代プロパガンダの父」
でもあるようです。
実は、この人は、かの「フロイト」の甥なんですね。
そして「広報」の世界に「フロイトの精神分析学を持ち込んだ」
という人でもあることを知りました。
この人は、1928年に、それこそ『プロパガンダ』という著作を出しており、
英語版 Wikipedia によれば、
https://x.gd/BMCq7
> 『プロパガンダ』は、大衆操作の背後にある心理学、
> そして象徴的な行動とプロパガンダを用いて政治に影響を与え、
> 社会変革をもたらす能力を探求した。
と説明されていまして、その一節は以下のようなものです。
エドワード・バーネイズ『プロパガンダ』より
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大衆の組織化された習慣や意見を意識的かつ知的に操作することは、
民主主義社会の重要な要素だ。
この目に見えない社会機構を操作する者たちが、
我が国の真の支配力である「見えない政府」を構成している。
私たちは、主に名前も知らない人々によって統治され、
精神を形作られ、嗜好を形作られ、思想を示唆されている。
これは、私たちの民主主義社会の組織構造から当然の帰結だ。
円滑に機能する社会として共存するためには、
膨大な数の人々がこのように協力しなければならない。
政治やビジネスの分野、社会的な行動や倫理的思考など、
日常生活のほぼすべての行為において、私たちは大衆の思考プロセスや
社会パターンを理解している比較的少数の人々によって支配されている。
彼らこそが、大衆の精神を支配する糸を引いているのだ。
https://x.gd/i4oiB
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ここまでです。
そして、この一節を取り上げていた記事に、
著者は以下のように書いています。
記事「第四の転換期の戦争段階が到来した」より
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エドワード・バーネイズは本質的に、ディープステートの初期形態を描写した。
それは、カーテンの陰に潜む影の男たちが、
自らとその仲間の望む目的を達成するためにあらゆる手段を使って
大衆を操る姿だった。
これは 100年前、新聞やラジオを使って非効率的かつ無計画に行われていた。
しかし、テレビ、インターネット、ソーシャルメディア、
そして人工知能の登場により、世界中に広がる、オーウェル的な
完璧な監視・プロパガンダネットワークの基盤が築かれた。
「見えない政府」を操る支配者たちが作り出した全く同じメッセージが、
複数のプラットフォームで同時に発信され、人々の感覚を圧倒し、
批判的に考えるのではなく、ただ信じ込ませる。
こうした技術的に強力なプロパガンダ手法は、大衆を操り、
命令に従わせる上で非常に効果的であることが証明されている。
たとえば、COVID-19 詐欺は、数十年にわたるプロパガンダの強化と
政府の学校教育による教化を結実させ、何十億人もの人々を、
毎年流行するこの感染症は致命的なパンデミックであり、
生き残る唯一の方法は、大手製薬会社が開発した
毒性のある遺伝子改変薬を注射することだと信じ込ませた。
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ここまでです。
この『プロパガンダ』という著作が出されたのが 1928年ですから、
およそ、ちょうど 100年ほど経ったわけですが、
確かに 100年前には新聞とラジオしかなかったプロパガンダツールが、
今や、テレビやインターネット、スマートフォンと多彩となり、
以前より扇動が確実にできる世界となっています。
『すばらしい新世界』 (1932年)というディストピア小説を書いた
オルダス・ハクスリーという作家の方は、
ディストピア国家、つまり全体主義国家を以下のように述べています。
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