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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 292
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、ロボタクシーの事業化についてご紹介します。
百度傘下の「蘿卜快跑」が、武漢市などで数百台規模のロボタクシーを投入した話はみなさんご存知だと思います。この他、Pony.ai、WeRideなどがロボタクシーの営業運行を始め、上汽集団の子会社が営業免許を取得し、滴滴などが試験運行を始めるなど、ロボタクシーが動き始めました。
米国では、グーグル傘下のウェイモーが営業運行を始め、テスラが監視員つきの試験営業運行を始まるなど、米中でロボタクシー競争が始まっています。
ロボタクシーが技術的に可能なのかどうかという議論はすでに終わっています。中国の場合は、AIが判断をできない状況になると安全停止をし、センターの担当者がリモートで状況把握後、自動運転に復帰できるようにリモート運転をするというやり方ですので、理屈上では、ロボタクシーはもうどこでも走れることになります。すでに、空港や駅への乗り入れの免許の発行も始まりました。
しかし、技術的に可能であるということと、ビジネスとして利益を出せるようになるかということはまた別の話です。
ロボタクシーは運転手の人件費が不要になると言っても、その代わりに車両価格は高くなり、難易度の高い運行システムの開発も必要になります。有人と無人でどちらが得になるかは微妙なところなのです。
ゴールドマンサックスリサーチは、このような観点から、ロボタクシーのコストと利益を算出して、いつ頃、ロボタクシービジネスが軌道に乗るかを予測するレポートを公開しました。今回は、このレポートを元に、ロボタクシービジネスがいつ頃、利益を出して、事業として軌道に乗るのかを考えます。
今回は、ロボタクシーの事業化がいつ頃黒字化が可能なのかという問題についてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 292
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▼目次▼
ロボタクシー事業は2030年に急拡大。ゴールドマンサックスの予測レポートから
小米物語その210
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Q&Aコーナー
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ロボタクシー事業は2030年に急拡大。
ゴールドマンサックスの予測レポートから
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今回は、ロボタクシーの事業化についてご紹介します。
このメルマガの読者の方には中国在住の方もいらっしゃると思うので、すでにロボタクシーに乗車してみたという方も多いかと思います。ロボタクシーは、私たちの社会が人手による制御から自動制御に移る最初の一歩ですので、一度は体験しておくことを勧めします。
新鮮だったのは「人間は新たなテクノロジーに対する適応能力が非常に高い」ということを再確認したことでした。乗る前はワクワクして、乗って発進してからは他の車が接近してくると心臓がバクバクするほど不安になります。しかし、5分か10分もすると、完全に慣れてしまうのです。次からもロボタクシーに乗りたいかというと、特にロボタクシーを選ぶ理由はなく、有人でも無人でもいいので、早くて安い方という感覚です。あっという間に日常になってしまうのです。
これは普及は早いのではないかと思いました。今では、地下鉄や航空機などで自動運転になっているものは少なくありません。それでも、私たちは(気がついていないということもありますが)日常の移動ツールとして使っています。
昨年、DT研究院がロボタクシーに対する意識調査を行っています。その中に、いくつかの言葉からロボタクシーのイメージに最も合うものを複数選んでもらうというものがありました。
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