【長尾和宏の痛くない死に方】
長尾和宏です。
参院選から1週間。先週の月曜日は、北海道・札幌で、ごぼうの党の奥野卓志さんと初めてお会いしました。その足で、沖縄へ。札幌~沖縄~そして関西へ帰り、今日は講演会のため、朝から浜松へ。しかし、どこも「熱い」。もしかしたら、沖縄が一番涼しいかもね。
異常気象が常態化していて、もう、何が異常かもわかりません。
講演会&座談会in浜松 午前中は、久しぶりに小島勢二先生の新たなデータを基に真実を追及するプレゼン、池田としえ先生のキレッキレの熱いプレゼンを拝聴。それを受けて、午後は僕の総括のようなお話。
まずは、一週間前の参院選を振り返る―――川田龍平さんも、池田としえさんも、敗北してしまった。にわかに信じられない。いや、絶対に信じられない。
特に川田龍平議員においては、夜中に一度「当選」のニュースが出た。テレビでも出た。YAHOOでも出た。読売新聞にも出た。先週、「石破辞任」という特大誤報道をしても、謝罪もしない読売新聞。一体どうなっているのか。
テレビも新聞も信じられないから、市民は、SNSの情報を頼りに選挙情報を得ようとしている。そもそも悪いのは、テレビ・新聞の大メディアじゃないか! それなのに、「SNSを信用した層が、参政党に流れた」という。そもそも、が間違っている。挙句の果てに、「メディアは政治の広報ではない!」と叫んでいるが、今まで、アベ自民党の広報であり続けた(特に読売だ!)が、どの面下げていうんだ? と思う。
「石破辞任」のデマで、川田龍平のことがうやむやになっているけど、ハッキリしてもらうからね。池田としえ先生の票だってそうだ。
本気でワクチンと闘ってくれそうな国会議員は、もはや、立件民主党のあべともこさんだけか? そのあべ代議士が、選挙後にこんな発言をXで投稿。
「参政党を排外主義として批判する前に、既成政党はまず自らを省みる必要があります。コロナワクチン被害が多くの国民の不安と不信を買い、そのことに政府与党は勿論のこと、立憲を含めた野党はダンマリを決め込んでいました。立憲では原口一博さんが問題提起していましたが異端扱い。近年最大の薬害に」
よし、よく言ってくれた! その通りだ! それなのに・・・である。
同じ立憲民主の、(しかも僕の地元の兵庫の議員)2024年に初当選した新人。岡田悟という衆議院議員が、大先輩である、あべ議員を否定する発言をポストしたのだ。
「原口一博氏や川田龍平氏もそうですが、科学的知見から大きくかけ離れた観点からワクチンの危険性を煽るデマは、いい加減にやめていただきたい。有権者からのわが党への信頼を根本的に損なっており、極めて深刻です」
極めて深刻なのは、あんたのほうや! と思わず叫んでしまった。
僕はいま、自民よりも参政よりも、立憲民主党にちゃんとしてほしいと思う。川田龍平さんは、本当に孤独な戦いであった。薬害当事者として、ずっと戦い続けてきた彼に対して、なんと冷たすぎる仕打ちであろう。薬害問題で手に手をとり、コロナ禍において自民と対峙してくれたら、きっと、今回の参院選も大勝ちしたはずなのに。
腹が立って眠れない。しかも暑くて眠れない。
いや、眠れないのは僕だけじゃないよね……こう暑いと、なかなか良い睡眠を得られないという人も多いことでしょう。正直、日本全国、どこにいても寝苦しいです。
先日僕は、金沢に呼ばれまして、そこのシンポジウムのなかで、睡眠についても勉強しました。僕のテーマは「歩く」でしたが、睡眠や食事についても専門の先生が来られていて、楽しく学ぶことができました。ごくごく当たり前のことですが、食事/睡眠/運動は、人間の健康のために、どれも欠かせないものです。どれかひとつを大切にできていなければ、良い人生は送れません。
というわけで、今まで僕が勉強してきたことを踏まえて、今日は、睡眠について書いてみましょう。
~暑苦しい夜、どうすれば眠れるの?~
まず大前提ですが、ヒトのカラダは“涼しくないと眠れない”仕組みになっています。
睡眠に入るには、深部体温(内臓など体の奥の温度)を下げる必要があるのです。ところが、夜になっても30℃近い気温が続く日本の夏。昭和にはあり得ないことでした。
「そりゃ眠れんわ!」というわけです。
では、どうしたらよいか。いくつかコツをご紹介しましょう。
1 入浴は寝る1~2時間前に、ぬるめで短く入る工夫を。
シャワーだけ、という人もいるかもしれません。しかし、良い睡眠を得るためには、なるべく湯舟に浸かってください。熱いお風呂は気持ちいいですが、深部体温が上がってしまいます。ぬるめのお湯(38~40℃)に10分ほどつかって、体の部温度をいったん上げてから自然に下げることで、スムーズな入眠を助けます。
2 エアコンはつけっぱなしでOK。ただし設定温度に工夫を。
昔は「エアコンをつけたまま寝ると体に悪い」と言われましたが、今や常識は逆。28℃前後のやや高めの温度で、風が直接当たらないようにするのがコツです。タイマーで切ると、切れた後に熱中症の危険すらあります。ただし、扇風機を直に体にあてて寝るのはおススメしません。身体の水分を奪われることもあって、かえって寝苦しくなります。
3 寝具を“夏仕様”にしましょう。
いくら暑くても、体に何もかけないで眠るのはNGです。吸湿性の高いリネン素材や冷感敷きパッドを活用しましょう。また、シーツや枕の洗濯は、こまめにね。今は、干せばすぐに乾くから、できれば毎日洗ってくださいね。汗でベタつく寝具では、寝返りもうまく打てず、余計に疲れます。
4 寝る前の水分補給を忘れずに。
脱水も睡眠の質を下げます。就寝前にコップ1杯の常温水か白湯を。お茶やお酒は利尿作用があるので、ほどほどに。
5「寝なきゃ!」と焦りは禁物です。
これが、実は一番大事なことかおしれません。眠れないときに「寝なきゃ寝なきゃ」と思うと、脳が興奮してますます眠れなくなります。寝床では、「起きててもいいや」くらいの気楽さで深呼吸を。しかし、ベッドでスマホを片手に小さい字を読むと、視力がまたたくまに落ちます。僕のXのスペースを録音で聴くくらいがちょうどいいかも(すぐに眠れる! というお褒めのことば? もいただいています 笑)
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~なぜ日本人は世界で一番、眠らない民族なのか?~
さて、実は日本人の睡眠時間は世界的に見ても極端に短いのをご存じですか?
OECD(経済協力開発機構)の調査では、日本人の平均睡眠時間は約7時間22分。これは加盟国中、最下位レベル。以下、例を挙げてみましょう。
世界各国の平均睡眠時間(1日あたり)
※単位は「時間:分」で記載
※数値は成人の平均で、自己申告と睡眠計デバイスデータなどからの推計が混在しています
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