中国で何が起きているのか
中国習近平体制に何かが起きている可能性があります。習近平主席が国内外の重要会議に出席しなくなり、トランプのロシア関税案にも中国からは何の反応もありません。先日、オーストラリアのアルバジーニー首相と会談をしたといいますが、中身は何もなく、何のための会談だったのか、と問われる始末です。
一部にポスト習近平の動きもささやかれ、習近平一極体制から、集団指導体制への移行も指摘されます。また反習近平の共青団が勢力を盛り返しているとも言います。一時は習近平の永久政権とまで言われたのが、本人の健康不安説もあり、中国の指導体制が変わる可能性があります。日本の中国関連企業や外交団は、現実を掌握したうえで新たなリスクに備える必要があります。
「国内経済の不均衡拡大」
外圧以前に、現在の中国経済は多くの不均衡を抱え、当局も対応しきれていません。最大の問題である不動産バブルという不均衡に対応しきれないうちにそのバブルが崩壊してしまいました。主要70都市のうち、56都市で住宅価格が下落する「資産デフレ」の状況に至っています。
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