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[高野孟のTHE JOURNAL:Vol.712]この9カ月は一体何だったのかを思うと全く虚しくなる参院選結果

高野孟のTHE JOURNAL
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 高野孟のTHE JOURNAL Vol.712 2025.7.22                  ※毎週月曜日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 《目次》 【1】《INSIDER No.1323》 この9カ月は一体何だったのかを思うと全く虚しくなる 参院選結果/それでも石破政権は続くという政界の弛緩 【2】《CONFAB No.677》 閑中忙話(7月13日~20日) ■■INSIDER No.1323 25/07/22 ■■■■■■■■■■ この9カ月は一体何だったのかを思うと全く虚しくなる 参院選結果/それでも石破政権は続くという政界の弛緩 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  石破茂政権の発足からこの参院選まではひと連なりの 政局過程であり、客観的に見ればそこでの中心課題は、 2012年12月以来の第2次安倍政権とその亜流に過ぎなか った菅義偉と岸田文雄の2つの政権とが残した「安倍政 治」の悪しき遺産を徹底的に暴き立て、その害毒を浄化 することにあった。石破は、その12年近い期間を通じて おおむね非主流ないし反主流を通してきた稀有な存在で あり、たまたまの巡り合わせで総理大臣の座に就いたか らには、蛮勇をふるってそこに切り込み、自民党の脱安 倍化を通じての「ニュー自民党」への再生の旗手として 自己を演出すべきだった。  しかも彼には、石橋湛山の「小日本主義」への共感と いう(どこまでの深さのものかは実はよく分からないと はいえ、一応)思想的ベースがあり、それに基づく自民 党内のリベラル派から立憲民主、国民民主など野党にま で広がる人脈ネットワークもあって、いざ政界大再編と もなればそれも大きな武器となるかも知れなかった。 ●TACOならぬIACO?  だが、彼は立たなかった。それどころか、党内基盤が 弱小な自分がそういうところに飛び込んで返り血を浴び ることを避け、肝心な問題から逃げまくった。

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