■ゆる時間術
やりたい事ができる人とできない人がいる。誰もが平等に1日24
時間のはずだ。にもかかわず、どう考えても48時間くらいありそ
うな人がいる。同じ時間軸の中で生きているとは信じられない。
違いは、時間に対する意識の違いだ。多くの人がやりたいことがあ
っても「いつかやればいい」「落ち着いてからやろう」思いがち
だ。だが、できる人は、時間は有限だと知っている。
たとえば、誰かに会いたいと思ったら、すぐに相手に連絡して調整
するだけだ。それさえしないのは、そこまで会いたくないか、その
うちやろうと思うからだ。だが、時間はあっという間に過ぎる。
やりたい事ができる人は、すぐやる人だ。彼らは「いつか」「落ち
着いたら】とは考えない。そんな時は永遠にこない事を知っている
からだ。「明日やろうは馬鹿野郎」なのだ。
大事なことは、未来でなく、今をどう生きるかだ。今やらないこと
は、この先もやらないものだ。時間をどう使うかは自分次第だ。
色々言い訳して、やらない選択をしているのは自分なのだ。
★
自分の人生の主人公は自分だ。他人に口出しされる理由はない。自
由に選択するべきだ。だが、流されるまま生きていると、永遠に自
分の人生の主導権は握れない。
周囲の意見を聞けば聞くほど、やりたいことはできなくなる。親し
い人ほど、心配からリスクのありそうなことは「やめておけ」と言
う。ありがたいが障害でもある。
相談すると、自分の内面でなく、相手が「やったほうがいい」を選
んでしまう。だから、本当に「やりたいこと」は、誰にも相談せ
ず、水面下で自分だけで進めるべきだ。
誰にも気づかれないうちに、何かを達成することを繰り返すうち
に、他人の意見を突っぱねる自信も出てくる。そもそも自分の人生
だ。他人から口出しされるのはおかしい。
相談するのは、実際に経験した人やフラットな意見をくれる人に限
るべきだ。まして、相手の承認など不要だ。自分で稼いで暮らして
いる大人なら、他人に承認してもらう必要などないはずだ。
★
「やりたいこと」がやれるようになれば、まず何にも代えがたい経
験値を得ることができる。この経験値は一生ものだ。これから先の
人生、ずっと役に立つ財産だ。
本やネットなど、世の中には情報があふれている。だが、やってみ
なければわからないことも多い。自ら経験すれば、解像度は一気に
上がる。自分の感情や思考まで手に入る。
また「やりたいこと」をやることで、そんな自分を認められるよう
になる。やりたいことをやってきた、自分なりに挑戦してきた自分
を誇らしく思うことができる。自己肯定感も上がる。
自己肯定感は、小さな成功体験を積み重ねることで得られる。「こ
うしておけば良かった」という後悔がなければ、愚痴や文句も出て
こないものだ。その結果、自分のことが好きになれる。
「やりたいこと」をひとつでも成し遂げれば、挑戦に対するハード
ルが下がるはずだ。その結果、新しいことに気軽にトライできるよ
うになる。こうして選択肢が広がっていくのだ。
★
世の中の仕事は、大きく二つに分けられる。一つは、生きるために
やらねばならない「やるべき仕事」と、好きだからやる「やりたい
仕事」だ。やるべき仕事をやるから、やりたい仕事ができるのだ。
最初から「やりたい仕事」だけで生活していくことは難しい。ただ
「やるべき仕事」に時間や気力を取られ過ぎて「やりたい仕事」に
まで手が回らないのは本末転倒だ。
いかに「やるべきこと」を効率よくこなし「やりたいこと」のため
にエネルギーを温存しておくかが時間術の肝だ。まずは「やるべき
こと」削ぎ落して時間を捻出し、やりたいことに取り組むことだ。
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