ビジ選☆リーダーズ Vol.1105『がんばれない私のゆる時間術』(いしかわ ゆき)

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■ゆる時間術 やりたい事ができる人とできない人がいる。誰もが平等に1日24 時間のはずだ。にもかかわず、どう考えても48時間くらいありそ うな人がいる。同じ時間軸の中で生きているとは信じられない。 違いは、時間に対する意識の違いだ。多くの人がやりたいことがあ っても「いつかやればいい」「落ち着いてからやろう」思いがち だ。だが、できる人は、時間は有限だと知っている。 たとえば、誰かに会いたいと思ったら、すぐに相手に連絡して調整 するだけだ。それさえしないのは、そこまで会いたくないか、その うちやろうと思うからだ。だが、時間はあっという間に過ぎる。 やりたい事ができる人は、すぐやる人だ。彼らは「いつか」「落ち 着いたら】とは考えない。そんな時は永遠にこない事を知っている からだ。「明日やろうは馬鹿野郎」なのだ。 大事なことは、未来でなく、今をどう生きるかだ。今やらないこと は、この先もやらないものだ。時間をどう使うかは自分次第だ。 色々言い訳して、やらない選択をしているのは自分なのだ。 ★ 自分の人生の主人公は自分だ。他人に口出しされる理由はない。自 由に選択するべきだ。だが、流されるまま生きていると、永遠に自 分の人生の主導権は握れない。 周囲の意見を聞けば聞くほど、やりたいことはできなくなる。親し い人ほど、心配からリスクのありそうなことは「やめておけ」と言 う。ありがたいが障害でもある。 相談すると、自分の内面でなく、相手が「やったほうがいい」を選 んでしまう。だから、本当に「やりたいこと」は、誰にも相談せ ず、水面下で自分だけで進めるべきだ。 誰にも気づかれないうちに、何かを達成することを繰り返すうち に、他人の意見を突っぱねる自信も出てくる。そもそも自分の人生 だ。他人から口出しされるのはおかしい。 相談するのは、実際に経験した人やフラットな意見をくれる人に限 るべきだ。まして、相手の承認など不要だ。自分で稼いで暮らして いる大人なら、他人に承認してもらう必要などないはずだ。 ★ 「やりたいこと」がやれるようになれば、まず何にも代えがたい経 験値を得ることができる。この経験値は一生ものだ。これから先の 人生、ずっと役に立つ財産だ。 本やネットなど、世の中には情報があふれている。だが、やってみ なければわからないことも多い。自ら経験すれば、解像度は一気に 上がる。自分の感情や思考まで手に入る。 また「やりたいこと」をやることで、そんな自分を認められるよう になる。やりたいことをやってきた、自分なりに挑戦してきた自分 を誇らしく思うことができる。自己肯定感も上がる。 自己肯定感は、小さな成功体験を積み重ねることで得られる。「こ うしておけば良かった」という後悔がなければ、愚痴や文句も出て こないものだ。その結果、自分のことが好きになれる。 「やりたいこと」をひとつでも成し遂げれば、挑戦に対するハード ルが下がるはずだ。その結果、新しいことに気軽にトライできるよ うになる。こうして選択肢が広がっていくのだ。 ★ 世の中の仕事は、大きく二つに分けられる。一つは、生きるために やらねばならない「やるべき仕事」と、好きだからやる「やりたい 仕事」だ。やるべき仕事をやるから、やりたい仕事ができるのだ。 最初から「やりたい仕事」だけで生活していくことは難しい。ただ 「やるべき仕事」に時間や気力を取られ過ぎて「やりたい仕事」に まで手が回らないのは本末転倒だ。 いかに「やるべきこと」を効率よくこなし「やりたいこと」のため にエネルギーを温存しておくかが時間術の肝だ。まずは「やるべき こと」削ぎ落して時間を捻出し、やりたいことに取り組むことだ。

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