参院選、まやかしの物価高対策
3日に参議院選挙が公示され、各党一斉に選挙戦に入りました。今回の選挙では与野党共通のテーマとして「物価高対策」が上がっています。党による違いはそれを達成するための手段の違いだけです。そして共通していることは、いずれも物価高を前提とした対症療法の議論で、物価高を抑制しようという政党はありません。
参議院は「良識の府」と言われ、解散がなく、当選すれば6年間職についてじっくり議論できる環境にあるため、衆議院よりも長期的な視点に立った政策論争が可能になるはずです。しかし、各党の公約には長期的な視点からの日本経済を描くものが見られず、トランプの米国や中ロとの外交戦略も見られず、単に給付金か減税か、賃上げかという短期的な戦術が中心で本質的議論が欠如しています。
「物価を抑える気はあるのか」
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