トランプ・フリーの体制づくり
トランプ大統領のイラン空爆については、共和党のトランプ支持層の中にも反対論が沸き起こりました。岩盤支持層にひびが入り、トランプ支持率がさらに低下すれば、トランプ政権の維持が難しくなると書きました。
しかしトランプ政権の持続性自体が大きな不確定要素であり、あと3年半続いてしまう可能性はもちろん否定できません。日米交渉では「日本はコメを買わない」と不満を述べ、交渉を切り上げ、日本には税率を書いた書簡を送るだけ、と不満をあらわにしました。トランプ・リスクが大きいだけに、日本としては何としても「トランプ・フリー」の体制づくりが急がれます。
「ガキ大将とは喧嘩できず」
トランプ大統領の大きなリスクは、彼とは喧嘩ができないことです。TACOと言われ、チキンな性格で市場から怒られればすぐに前言撤回すると見下す向きもありますが、彼と争って苦戦を余儀なくされているところも少なくありません。カナダはデジタル・サービス税で米国に喧嘩を売ったとして、関税交渉が突如打ち切られ、トランプは怒りの個別関税をかけると脅しました。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)