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石川 温の「スマホ業界新聞」
2025/06/28(vol.617)
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《目次》
1.ついにiPhoneにマイナンバーカードが入った
----Face IDでアクセス倍増。実は便利だったマイナポータル
2.楽天モバイルが「Rakuten 最強 U-NEXT」を10月に開始
----110円を引いた金額表示は「わかりやすい料金プラン」といえるのか
3.これって、誰のための記者会見ですか?
----制約が多すぎる一方、中身のない会見に思うこと
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.ついにiPhoneにマイナンバーカードが入った
----Face IDでアクセス倍増。実は便利だったマイナポータル
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2025年6月24日、ついにマイナンバーカードがiPhoneに入った。
このタイミングで、アップル本社からvice president of Apple Pay and Apple WalletのJennifer Bailey氏が来日。平将明デジタル大臣のもとを表敬訪問するなど、アップルとしても気合いが入っていた模様だ(Jennifer Bailey氏には単独インタビューを行い、日経電子版に掲載)。
24日には、平大臣がコンビニで、iPhoneを使ってコピーから住民票を取り出すデモをメディアに向けて披露していた。実際、平大臣の私物のiPhoneで、本物の住民票を印刷し、カメラの前に晒すというデモで、個人情報が丸見えであった。デジタル大臣は日本で最もプライバシー保護からほど遠い人物であることが改めて実証された。
iPhoneで簡単にコンビニで住民票が取り出せるのは便利だが、やはり最も利便性を実感できるのはマイナポータルだろう。
これまでスマホでマイナポータルを使うには、プラスチックカードを何度も読み込ませ、暗証番号を入力するなど、本当に手間がかかっていた。
今回、iPhoneのウォレットアプリに入れることができ、マイナポータルでのアクセスがめちゃくちゃ楽になった。
実際、24日以降、マイナポータルにアクセスして、自分の税金や薬、年金などの情報を結構、チェックするようになった。プラスティックカードをかざしていたときは、何度もかざす必要があり、正直、必要最小限のことしかせず、マイナポータルを回遊する気にはなれなかった。
しかし、Face IDでの認証となったため、去年の納税額はいくらか、とか年金はどれだけもらえるのかなどをこまめにチェックするようになった。
これまでマイナンバーカードやマイナポータルに対して、その実用性に対して否定的な声も多かったが、iPhoneに対応したことで、マイナンバーカードやマイナポータルに対する評価も変わってくるのではないか。
今回、iPhoneに対応する上で、アップルによれば、これまでプラスティックカードで実現してきたJPKIに加えて、国際的な規格であるmdocに対応している点がアピールされている。国際的な規格であるため、Webやアプリでの対応がしやすく、活用される場面が広がるということであった。
スマホの普及によって、オンラインでできることは増えてきたが、一方で本人確認をどこまで厳格にするか、という課題にも直面している。企業としては本人確認をキッチリしたいが、強固にしすぎると手続き時にユーザーが離脱していってしまう。
SIMカードの発行などでは、宅配時に本人確認をすることがあるが、かなり煩雑なプロセスともいえる。
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