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高野孟のTHE JOURNAL Vol.707 2025.6.16
※毎週月曜日発行
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《目次》
【1】《INSIDER No.1317》
ヘグセス国防長官の粗雑な「中国脅威論=台湾有事論」
にはウンザリだ/『軍事研究』7月号を読め!
【2】《INSIDER No.1318》
日本相撲協会と横綱審議委員会は白鵬への差別扱いを止
めろ/偏狭な差別やヘイト攻撃がこの国を衰弱させる!
/本誌No.1120(2021年10月11日号)を再掲
【3】《CONFAB No.672》
閑中忙話(6月8日~14日)
【4】《FLASH No.596》
不信任案巡る「与野党攻防」は国民不在のコップの中の
嵐/日刊ゲンダイ6月12日付「永田町の裏を読む」より
転載
■■INSIDER No.1317 25/06/16 ■■■■■■■■■■
ヘグセス国防長官の粗雑な「中国脅威論=台湾有事論」
にはウンザリだ/『軍事研究』7月号を読め!
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へグセス米国防長官は5月31日、シンガポールで開催
されたアジア安全保障会議で演説し、要旨次のように述
べた。
▼中国の脅威は現実的であり、差し迫ったものであるか
もしれない。中国が、インド太平洋のパワーバランスを
変えるために軍事力を行使する可能性を準備しているこ
とは、誰の目にも明らかだ。
▼中国が台湾を征服しようとすれば、インド太平洋と世
界に壊滅的な結果をもたらすだろう。
▼トランプ大統領は「自分が見ている中で中国が台湾を
侵略することはない」と言っている。戦争を防ぐのがわ
れわれの目標だ。同盟・友好国と築き上げる強力な抑止
力によってこれを実現する。
▼もし抑止に失敗した場合、米国防総省は最も得意とす
ることを実行する用意がある。すなわち、断固として戦
い、勝利することだ。
▼NATO加盟国はGDPの5%を防衛費に充てることを約束
している。アジアの主要な同盟国が、北朝鮮など手ごわ
い脅威に直面しているにもかかわらず、防衛支出がより
少ないというのは理にかなっていない……。
アイゼンハワー米大統領が1954年4月の記者会見で唱
えた「ドミノ説」ーーどこか1カ所でも堤防が破れれば
共産主義の脅威が次々に周辺の国を冒していくに違いな
いという恐怖煽動レトリックを彷彿とさせるような粗雑
極まりない議論である。
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