ネタニヤフとトランプの破壊力
米国のトランプ大統領が経済で、そしてイスラエルのネタニヤフ首相が軍事面で世界を混乱に陥れました。12日にはトランプ大統領が自動車への追加関税を25%からさらに引き上げる可能性を示唆。その直後にイスラエルがイランの首都テヘランと核施設を空爆し、イランは即座に報復、一気に地政学リスクが世界市場を揺るがしました。
「確信犯のネタニヤフ」
13日の金曜日未明にイスラエルがイランを空爆、最初に開いた東京市場を震撼させました。日経平均は開始早々に600円以上下げ、その後NY市場でもダウが700ドル以上下げました。トランプ関税で疲れていた市場に、さらに中東不安という地政学リスクが加わったために、対応する余力がありませんでした。イスラエルは自らイランからの報復に備え、非常事態体制に入りました。
なぜこの時期にイスラエルが動いたのか。米国とイランとの核協議でイランが予想外に強気に出て交渉がまとまらなかったのを機に、イスラエルがイランの核の脅威を口実に空爆に出たとの見方があります。トランプ大統領もイランとの核協議で、2か月前に60日の猶予を与えたといい、この日は61日目だったと明かしています。イスラエルはこれを確認したうえで空爆に出たと見られます。
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