▼第82号
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2025/6/13
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ブラック企業アナリスト 新田 龍のブラック事件簿
Vol.082
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インデックス
【「ワーク・ライフ・バランス」のカン違いと、今「働き方改革」が必要な理由】
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【「ワーク・ライフ・バランス」のカン違いと、今「働き方改革」が必要な理由】
筆者が経営する会社名には「働き方改革」を冠しており、「労働環境改善」と
「ワーク・ライフ・バランス」の実現を支援している。また各種「ハラスメント」
の予防と撲滅も専門分野のひとつだ。
働き方改革関連法施行から6年が経過し、各社で労働環境改善の動きが進展して
いることは喜ばしい限りだが、一方で昨今、これらのムーブメントに疑念や懸念を
呈する意見もよく目にするようになった。たとえばこのようなものだ。
「働き方改革だの、労働時間規制だなんて迷惑でしかない! 働きたい人が自由に
働けるようにしろ!」
「ビジネスパーソンとしての成長は、20代前半の膨大なインプットで決まる!
そんな大事な時期に休ませすぎるのは、彼らのためにならない!!」
「なんでもかんでもパワハラ扱いされたら、ロクに指導なんてできない!
極端なコンプライアンス規制が、日本企業の国際競争力を阻害している!!」
おもに企業の創業経営者や、活躍しているビジネスパーソンにこの手の発言が多い
ように感じられるが、もしかしたら読者諸氏の中にも近しい考えの方がおられる
かもしれない。
筆者自身も、社会人人生の始まりは急成長中のベンチャー企業であり、現在は企業
経営者であるから、彼らの気持ちはよく分かる。むしろ、個人的には強い共感さえ
抱いているほどだ。しかしそれでも筆者は「労働環境改善は、企業がこれからの
時代を生き抜いていくために必須だ!」と訴え続けている。では、それはなぜ
なのだろうか。
<私が、個人的な信念とは真逆の「労働環境改善」を訴え続ける理由>
それは、「もっと働かせろ!」「休みなんて要らない!」「コンプライアンスなんて迷惑!」
と叫ぶ人々が、おしなべて「少数派の強者」であり、かつ「自らの強さに無自覚」
だからだ。
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