投機筋の円買い持続の裏側
この春以降、海外投機筋は日銀の早期利上げを予想し、通貨先物市場では空前の円のネット買い越しポジションがとられました。4月15日までの週に17万枚という空前の円買いポジションが組成され、日銀の決定会合に臨みましたが、植田日銀はトランプ関税の「不安」を理由に5月1日の会合では利上げを見送り、しかも会見では必要なら利下げも辞さずの姿勢まで見せました。
これで投機筋が一斉に円の投げ売りに出るかと思いましたが、実際には投機筋の売りは限定的で、彼らは5月の連休期間も引き続き17万枚を超えるネットの円買い越しを続けています。東京市場では年内利上げなし、の思惑が強い中で、投機筋が円買いポジションを維持している裏に何があるのでしょうか。
「為替は交渉議題にない,の真偽」
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