▼第81号
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2025/5/9
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ブラック企業アナリスト 新田 龍のブラック事件簿
Vol.081
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インデックス
【なぜ「土下座文化」は日本社会からなくならないのか】
【化粧品メーカーにおける新入社員パワハラ自死事件を考える】
【ゴールデンウィーク(GW)恒例「マスコミの閣僚外遊叩き」を考察する】
【告知】
【Q&A】
【本メルマガに関する免責事項】
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【なぜ「土下座文化」は日本社会からなくならないのか
~強要する心理、従ってしまう心理、そして見えない暴力としての土下座~】
2025年大阪・関西万博が開幕し、連日万博関連のニュースがメディアを賑わして
いる。そんな中、4月22日にSNS上で突如「万博の警備員」というワードが
トレンド入りした。
それは、万博の会場入口付近で、腕を組んで激昂している様子の来場者らしき人物
の前で、警備員が土下座をしている動画を紹介するものであった。当該動画は早速
民放テレビ局でも報じられ、そのニュース映像が更に拡散されていたのだ。ネット
上では「動画撮影者によると、来場者は警備員さんに《土下座しろ》的な大きな声
を発していたようだ」「土下座を強要するなんてカスハラ(カスタマーハラスメント)
では?」と波紋を呼ぶこととなった。
本件はその後、日本国際博覧会協会側より「土下座は来場者による強要ではなかった」
と正式発表がなされている。経緯としては、警備員が来場者から駐車場の場所を
尋ねられたものの、正確な場所を把握していなかったため、当該警備員は会場情報
が表示されるデジタルサイネージ(電子看板)へ案内した。しかし、来場者から
「なぜわからないのか」と指摘され、詰め寄られたため、警備員は身に危険を感じ、
自ら土下座をしたものだという。
また、その場に居合わせて来場者を制止したという人物のSNS投稿によると、件の
来場者は確かに「謝れ!」と怒鳴ってはいたものの、「土下座をしろ!」と言ったの
ではなく、土下座した警備員に対して「土下座をしろなんて言ってない!」と怒って
いた、との経緯だったようだ。
土下座に至った経緯はさておき、この動画をきっかけに、
「なぜ今も日本では土下座を強要するような光景が見られるのか?」
「土下座強要は罪にならないのか?」
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