日米交渉の進展遅れに不安
トランプ関税を契機とした日米交渉に不安を覚えます。日本側の窓口、赤沢大臣は「日本の国益に反することはしない」と強気ですが、そもそも25%の相互関税や自動車や鉄鋼への関税自体理不尽で、国益に反するものです。関税率を下げられたとしてもロスの軽減にすぎず、日米ともに利益となる「ウイン・ウイン」とは言えません。トランプ戦略の行き詰まりを、トランプの脅威低下と見ているなら危険です。
「強気に転じた日本」
日本の対米交渉姿勢がにわかに強気になっているように見えます。2回目の交渉となった現地時間の1日でも、具体的な合意がないまま、次回今月中旬の閣僚級協議に持ち越しとなりました。会見で赤沢大臣は、「130分にわたる交渉で、かなり突っ込んだ議論ができた」という一方で、「国益に反することはできない」、「ゆっくり急ぐ」と言って煙に巻きました。
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