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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 279
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、人型ロボットについてご紹介します。
先日、北京市の新開発区「亦庄」(イージュアン)で開催された、人とロボットのハーフマラソンは、日本でも大きく報道されました。優勝タイムは2時間40分42秒というもので、これは、市民ランナーの平均タイムより少し遅い程度です。映像を見ると、ロボットの両足が浮く瞬間があり、ちゃんと走っていることに驚きました。
この他、人間のような歩き方をするロボットが登場したり、人間のダンサーといっしょに踊るロボット、音声で情報交換をしてそれに基づいて行動ができるロボットなど、この数年の中国のロボットの進化は驚かされることばかりです。
このようなロボットは、まず工場に入り、それから家庭、商店へと入っていきます。工場の中でも、特に自動車生産工場が注目をされています。
自動車メーカーの多くがロボット開発をしています。また、ロボット開発専業の企業も、自動車メーカーと共同開発をしたり、提携をして、自動車工場でのロボット導入を始めています。
今回は、まず、ロボットと自動車が近い関係にある理由をご紹介し、ロボット開発、量産、導入がどの段階にまで進んでいるのかについてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 279
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▼目次▼
人型ロボットの開発はどこまで進んでいるのか。自動車メーカーとロボットの親密な関係
小米物語その197
今週の「中華IT最新事情」
次号以降の予定
Q&Aコーナー
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人型ロボットの開発はどこまで進んでいるのか。
自動車メーカーとロボットの親密な関係
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今回は、人型ロボットについてご紹介します。
中国の人型ロボット開発が、試作開発の段階を終わり、量産開発の段階に入っています。しかも、かつての常識を覆すような進化が次々と起きています。
誰もが驚いたのが、今年1月に深圳のロボット企業「衆撃機器人」(ENGINEAI、
https://www.engineai.com.cn/)が公開したSE01の映像です。街中を歩いているだけの映像ですが、歩き方がロボットのそれではないのです。以前のロボットは、安定を確かめるように一歩ずつ足を置いていきますが、このSE01は、人間のようにスタスタと歩いています。
▲この映像を見たNVIDIAのGEARラボのジム・ファン氏は「本物の映像なのか」と目を疑った。ジム・ファン氏のXの投稿。
https://x.com/DrJimFan/status/1877068560310079685
この映像を見たNVIDIA(エヌビディア)のロボット研究チームのGEARラボのジム・ファン氏は、「これはほんとうの映像なのか。最近は生成AIの映像と本物の映像が見わけられなくなっている」と投稿して、誰か正しい情報を持っている人はいないかと尋ねました。そして、翌日、確かな筋からの情報が確認できたとして、あの映像は本物であったと投稿しました。
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