250409 ビジネス知識源プレミアム:正刊:トランプ政権は、本当は何を狙っているのか(1)

ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□     <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで>      ビジネス知識源プレミアム(水曜:660円/月):1526号  <Vol.1526:正刊:トランプ政権は、本当は何を狙っているのか(1)>     2025年4月9日: 超負債国家の米国の再建が目的である                  有料版        水曜日定期刊の正刊は、有料版だけです。   金曜から月曜の間に送ることがある増刊は、有料版・無料版共通です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    論考と業務の案内  https://www.cool-knowledge.com/    新規登録/解除  https://mypage.mag2.com/    あるいは https://www.mag2.com/m/P0000018     購読方法や届かないことについての問い合わせはメールで、                 → Reader_yuryo@mag2.com              著者:Systems Research:吉田繁治  質問・感想等の著者へのメール:yoshida@cool-knowledge.com 正刊の有料版ではスマホ用の改行なしとPC用の改行ありを送っています。       増刊の共通版は改行したものだけです。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 本稿のテーマは、25年1月に米大統領に就任したトランプが、米国の再建として本当は何を狙っているのかということです。すこし「大論文」です(笑)。こうしたときこそ、表面的な暴落株価だけでなく余裕をもって、根拠を見ることが必要です。 トランプ輸入関税(平均では約30%)が「事件」になっています。関税はMAGAのパッケージの1つです。もっとも大きな目的は「2025年度から財政の破産に向かっている、米国の構造的な借金体質からの脱却」です。これが「MAGA(米国の再興)」の本筋です。 〔注:火曜の反発〕4月8日火曜日の日経平均の反発(約2000円:6%)は、日銀のPKO(価格維持の買い:数兆円)でしょう。その証拠に前場の下落を見たあと、午後1時から上がっています。日銀は、信託銀行を通じて毎回、午後1時からETFの覆面買いをするパターンです。今日の前場はまた、3万1000円台に下がります。 最初言われた10%の関税なら、影響は小さかった。関税30%となると世界経済への影響の次元が変わります。恐慌にも接近することのある「異次元関税」。心理的な影響は10mの津波と30mの津波の違いに比肩できるでしょう。米国では輸入物価に、輸出国では企業売上に直接響くからです。なお、中国の報復関税34%に対して、トランプはそれを撤廃しないと「新たに50%を課す」としています。米中は「貿易戦争」に突入しました。妥協点はあるのか? 双方がSNSの「認知戦」です。 米国の2025年度の、危機的な資金繰りには以下の4項が同時に襲って、26年も続きます。 1) 政府財政の赤字が2兆ドル(財政予算7兆ドル、税収は5兆ドル)、 2) 貿易赤字が1.2兆ドル(輸出2.1兆ドル、輸入3.3兆ドル) 3) 連邦政府の累積負債である国債が37兆ドル、2025年度に国債の償還満期がくるものが8兆ドル(借り換え債の発行になる)。 4) 国債の利払いが、1.2兆ドルもあります。 1)から4)のマネーを、米国が100%払えないと、財政破産です。 〔要点〕 2025年は、米国の財政危機の開始年になるでしょう。米国の借金は財政赤字と貿易赤字の両方がなくなって、返済しないと減らない。平均30%の関税で、米国の25年5月からの物価が上がり、物価に連れて市場の長期金利が上がると、利払いの危機にもなります。 ◎米国の物価を上げて世界貿易を減らす関税で、米国が負債危機から脱することは、原理的にできない。期待GDPの低下を示す世界の株価の下落は、これを証明しています。セントルイス連銀が予想した米国の期待GDPは、2%のマイナスに転落しています(25年4-6期)。 イーロン・マスクが、財政の無駄と支払いの不正を摘発し、4000億ドルの削減を果たしていますが、全く足りません。トランプは、そこで、9000億ドルの政府の税収になる相互関税の平均30%を創設したのです。 ここで考慮すべきことは、2000年代に進んだ「生産のグローバル化」です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <Vol.1526:正刊:トランプ政権は、本当は何を狙っているのか(1)>

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
  • ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで
  • ●最新かつ普遍的なビジネスの成功原理と経済・金融を、基礎から分かりやすく説いて提供 ●時間がない、原理と方法の本質を知りたい、最新の知識・原理・技術・戦略を得たいという方に ●経営戦略・経済・金融・IT・SCM・小売・流通・物流を、基礎から専門的なレベルまで幅広くカバー ■新規申込では、最初の1ヶ月間が無料です。
  • 660円 / 月(税込)
  • 毎週 水曜日