■時間術で楽しく結果を出す
時間に追われる日々はストレスだ。焦りが焦りを呼び、沼にはま
ってしまう。もっと結果を出せるはずなのに、力を発揮できず、く
すぶってしまうのは悔しいものだ。
反対に、短時間で何倍もの結果が出せる人もいる。クオリティも高
く、何より楽しそうだ。会社で出世することもできるし、独立して
も常に声がかかるようになる。人生が何倍も豊かになるはずだ。
そういう人を見に手、あの人は特別だと別の世界の人と思うのは間
違いだ。時間術さえ身に付ければ、今までの何倍もの仕事がこなせ
るようになり、悩みは簡単に解消するはずだ。
時間術は、才能ではない。後天的に身に付けることができる技術
だ。やり方を知りさえすれば、誰でも短事でこれまでの何倍もの結
果が出せるようになるはずだ。
★
最良の時間短縮は、すぐに取りかかることだ。たとえば、提案書作
りなら、商談中にお客様と案を考えて、叩き台を作ってしまうこと
だ。正にすぐやるのだ。作成時間は短縮され、質も高くなる。
商談中が無理なら、接客直後、すぐに手をつけることだ。お客様と
別れた後、すぐ作りを始めるのだ。打ち合せ後の1分以内なら、記
憶も鮮明だから楽に書けるはずだ。
何ごとも依頼を受けたら1分以内に手を付けることを習慣にするべ
きだ。この習慣が身につけば、納期を守れるようになるだけでな
く、かなりの時間が短縮できるようになる。
★
どんな面倒なことも、手をつけさえすればゴールが見えるものだ。
気が乗らないのは放置するからだ。面倒な仕事ほど、見て見ぬふり
をせず、さっと片付けてしまえばいい。
「できるところだけでもやってみるか」と手をつければ、意外に進
んで数分で終わることもある。そうなると気持ちも晴れやかだ。面
倒なのは準備だ。準備時間が長いと面倒な気持ちが勝ってくる。
だから、20秒ルールを自分に課すべきだ。取りかかるまでの時間
を短縮するのだ。20秒早く準備しておくだけでなく、やるべき行
動に移りやすくなる。
勉強なら教科書とノートを机の上に置いておく、早朝ランニングな
ら、寝る前にシューズとウエアを準備しておくだからだ。準備が面
倒という理由でサボる理由がなくなるはずだ。
★
一番無駄なのが、仕事の文句を言っている時間だ。たしかに意味の
ない提出物を作成するのは気が滅入る。だが、それに対して文句を
言っても結局やらねばならない。であれば、黙ってやることだ
気乗りのしない仕事は、たとえばゲーム感覚で行うことだ。同期で
1番遅かった人がおやつをおごるなど、ゲーム感覚で取り組む。仲
間がいなければ、自分のごほうびを決めておいてもいい。
文句を言っても、抵抗しても、結局やらなくてはならない仕事は、
必ずあるものだ。そういう仕事はゲーム感覚で済ませてしまえば、
あっという間に片付いてしまうものだ。
★
あさイチにやることは、前日に決めておくことだ。たとえば、早朝
にブログを書きたいなら。前日の夜にタイトルを決めておくことだ。
他にも「その日にやるべき仕事」「時間があったらやりたいこと」
をリストアップしておく。ノートに書いておけば迷いがなくなる。
寄り道がなくなるので着手までの時間が短縮できる。
これは、勤務時間中に休憩から仕事を再スタートする時にも使え
る。休憩後にすることを休憩前に決めておくのだ。そうするとスム
ーズに、無駄なく仕事に戻れる。
これをしておかないとSNSなどをチェックしがちだ。チェックで
終わればいいが、集中力が削がれて、やるべき仕事ができなくな
る。小さなことだが、確実に無駄を減らせるはずだ。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)