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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 275
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、中国人インバウンド旅行客についてご紹介します。
現在、日本に観光にくる中国人旅行客は7割程度にまで回復をしています。しかし、コロナ前と比べて旅行のスタイルが大きく変わっています。
大きな違いは、一人旅が圧倒的に多くなっていることです。また、初めての日本旅行の人が減り、何度も日本にきたことがある人の割合が増えています。
その理由は、ビザの取りやすさが関係をしています。日本政府は、何度も日本にきて問題を起こさなかった人を優遇して、数次ビザの発給条件を緩和していますが、その一方で初めて取得する単次ビザについては審査を厳格化しています。そのため、拒絶されることも多く、旅行社では、少なくとも出発の1ヶ月前にはビザの申請をしておくことを勧めているほどです。
つまり、日本政府は、身分がはっきりとして、日本にきても問題を起こさなかった人を優遇し何度もきてもらえるようにし、一方で、観光ビザを使って観光以外の目的で入国しようとする人を排除しようとしています。私たちの安全にとって、優れた対応をしてくれていると思います。
このため、家族ビザや共同ビザが取りづらく、勢い一人旅が増えているのだと思います。これにより旅行のスタイルも大きく変わっています。買い物代が減少傾向にあります。お土産を買ったり、転売で儲けようとするのではなく、自分の欲しいものを買うようになっています。
また、観光地を巡って写真を撮り、SNSにあげるというスタイルは少なくなり、自分の好きなアニメなどの聖地巡礼をする人が多くなっています。一言で言えば、観光旅行、物見遊山から、自分が楽しむための時間をすごすようになっているのです。
このような変化はさまざまなデータにも表れていますし、特に参考になるが、中国で有名なSNS「小紅書」です。中国人インバウンド旅行者は、小紅書を見て旅行プランを立てますので、私たちも小紅書を見れば、中国人が日本で何をしたいのかがわかることになります。
そこで、今回は、中国人旅行客に起きている変化をデータと、小紅書のハッシュタグに基づいてご紹介をします。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 275
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▼目次▼
一人旅。自分のために旅を楽しむ。大きく変わった中国人インバウンド旅行客
小米物語その193
今週の「中華IT最新事情」
次号以降の予定
Q&Aコーナー
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一人旅。自分のために旅を楽しむ。
大きく変わった中国人インバウンド旅行客
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今回は、中国人インバウンド旅行客についてご紹介します。
コロナ前と後で、中国人のインバウンド旅行客が大きく変化をしています。最近、ドラッグストアに行っても中国人の姿を見かけることが少なくなりました。もちろん、個人的な体験であるため局所的な現象かもしれません。しかし、後ほどご紹介しますが、この体験を裏づけるデータも見つかりました。
数年前、コロナ前のドラッグストアと言えば、中国人旅行客のグループが狭い通路を塞ぐようにいて、大きな声で中国語を話し、棚の商品をすべてカゴに入れていくイメージがありました。レジには長い行列ができていて、アリペイ+や銀聯カードで決済をするため時間がかかり、行列はなかなか進みません。ある程度の量を買うのであればともかく、詰め替え用シャンプー1個だけ買うのであれば、あきらめて、多少高くてもECかコンビニなどで買っていました。それが最近は、ドラッグストアで普通に商品を買うことができます。
東京の街を歩いていても様子が変わっています。コロナ前は、1日外を歩けば、何組もの中国人グループに遭遇しました。大きな声で中国語を話して楽しそうに日本を楽しんでいるようです。しかし、最近ではそういうグループに遭遇することがめっきりと減りました。一方、2人などの少人数で常識的な音量で中国語で会話をしている人には相変わらずよく遭遇します。
つまり、団体旅行が大きく減っていることがうかがわれるのです。実際にデータで確認してみます。
次は出張などのビジネス旅行を除いた観光旅行の自由旅行、団体・パック旅行の割合です。
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