2025年 第11号 【長尾和宏の痛くない死に方】
長尾和宏です。一気にあたたかくて春の陽気です。僕は冬が大の苦手。
歳をとるほどその傾向が顕著になりました。やはり、祖先は南方の人なのかなと思ったり。鬱々とした長い季節がようやく終わりを告げたのかなと少しずつ心が弾んでいます。季節の変わり目のなか、歴史の潮目のなか、毎日目を瞠るようなニュースが飛び込んできますね。この一週間、一番衝撃だったのは……。
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3月18日、トランプ大統領が、
ジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関する機密文書を公開。
今回公開されたのは約80,000ページに及ぶ文書で、これまで機密扱いされていたか、部分的に検閲されていたものが含まれています。これらの文書には、CIAの1960年代の諜報活動や秘密作戦に関する詳細が含まれています。さらに、これまで知られていなかったCIAの活動や、事件当時の国際情勢に関する情報が含まれているといいます。
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若い人は知らないでしょう、あるいは、世界の衝撃映像特集のようなバラエティ番組で見ているかもしれませんが…世界が震撼したロバート・ケネディ大統領暗殺事件です。
1963年年11月22日、金曜日午後12時30分、テキサス州ダラスのディーリー・プラザで事件は起きました。この日、ジョン・F・ケネディ大統領(以下、JFKと表記)は、翌年に控えた大統領選に向けて支持基盤を固めるため、テキサス州を訪問。オープンカーのリンカーン・コンチネンタルにジャクリーン夫人とともに乗りこみ、盛大なパレードを行っていたのです。
JFKの 平均支持率は70%前後 といわれており、歴代アメリカ大統領の中でも非常に高い数値、とても人気のあるリーダーでした。
JFKはアメリカ史上最年少(43歳)で大統領に就任。1960年代、新時代の象徴としてアメリカ国民に希望を与えました。おまけにハンサムでスピーチセンスも抜群。そのカリスマ性は、日本の白黒テレビからでも当時十分に感じられたものです。そう、1960年代というのは、アメリカの各家庭にテレビが入り始めた頃。1960年の、ニクソンとのテレビ討論で、JFKは堂々とした姿勢で話して聡明な雰囲気を十分と見せつけることにより、、好印象を与えました。そう、テレビの台頭によって、政治家がより「見た目」で選ばれる時代の申し子だったのです。
もちろん、見た目だけではなかった。JFKは、「ニュー・フロンティア」という新たなスローガンを掲げ、アメリカ国民に希望を与えました。特筆すべきはなんといっても、黒人の公民権運動を支援し、差別撤廃の動きを後押ししたことでしょう。貧困対策や教育支援など、アメリカ社会の格差を改善しようとしたのです。
JFKは、ソ連との冷戦時代にリーダーシップを発揮したことでも評価されています。1962年、ソ連がキューバに核ミサイルを配備しようとしたいわゆる「キューバ危機」。このとき、JFKは軍事衝突を回避しつつソ連と交渉を続け、危機を乗り越えました。この冷静な対応で、さらに国民の支持率は上がっていきました。殺される一年前の出来事です。
そんな大人気のアメリカ大統領、パレード中に突然襲撃された……12時30分、JFKの車列がダラスのディーリー・プラザを通過中、複数の銃声が鳴り響きました。あっという間の出来事です。JFKは、頭部と首を狙われ、すぐにパークランド記念病院へ搬送されたが、午後1時に死亡が宣告されました。事件からわずか70分後、警察官J.D.ティピットという男がダラス市内で射殺されたと報道が入ります。その直後、リー・ハーヴェイ・オズワルドという男が、映画館で逮捕されるという報道も。
オズワルドは元海兵隊員で、ソ連に亡命経験があり、キューバとも関係があったと発表されました。さらに、です。JFK暗殺の2日後の11月24日、移送中のオズワルドは、ナイトクラブ経営者ジャック・ルビーという男によって至近距離から射殺されました。
大統領暗殺の容疑者が、暗殺…?
これにより、JFK暗殺事件の動機や背後関係は闇の中に葬られてしまいました。
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しかし、今回のトランプによる機密文書の公開で、これまでもささやかれてはいた「JFK暗殺、CIA関与説」が明らかにされようとしています。
〇JFK政権とCIAの対立
〇冷戦時代の諜報活動
〇キューバ危機やベトナム戦争の影響
〇ベトナムから手を引こうとしていた・・・?
殺された容疑者オズワルドは、CIAとの関わりを示唆する証拠がいくつか挙がっていました。オズワルドは元海兵隊員であり、ロシア語が堪能。さらに、1959年に突然ソ連へ亡命し、後にアメリカへ戻ってきた。
こうしたことから、オズワルドがCIAのスパイとして実行犯を任命され、CIAに消された可能性が高いと考えるのは、当然の流れでしょう。
いずれにせよ、トランプ大統領は今までどの大統領もスルーしてきた、パンドラの箱に手を出しました。なぜか? それは、CIAこそが、DSそのものだということを彼が知っているからでしょう。国家の利益を守るために組織されたはずのCIAは、国家の利益ではなく、特定の人間たちの利益を守る組織に変革してしまった。ここを改革しないままでは、いつまでも争いごとは絶えないわけです。
そこでふと、我が国について考えるのは、令和4年、安倍元総理を暗殺した山上のこと……先日の長尾チャンネルのゲスト、歴史学者でジャーナリストのジェイソン・モーガン氏が、「安倍元首相暗殺の真犯人は本当に山上なのか?」という質問に対し、実に興味深いことを言っていました。
山上が明確な殺意を持つには、あまりにも家族の悲惨な歴史……かわいそうな出来事と犯行に至るまで、時間が離れすぎているというのです。人が殺意を持つほどの憎しみは、そう長くは続かないのだと…妙に納得してしまいました。
事件当時、公安調査庁のある人物から、一部マスコミに情報提供があったことは、記憶にある人も多いでしょう。
「安倍(晋三)元総理射殺の真犯人は山上(徹也・被告)ではない。別のスナイパーがいて、それを証明する動画などもあるが、マスコミから無視されている」
しかし、この人物はどうやら抹殺されたらしく、それ以降の報道は途絶えてしまっています。メディアは陰謀論の類だと一蹴しました。
そのメディアは、なぜ、この期におよんで、山上の公判が始まらないのかを問題視しないのでしょうか?
事件からもうすぐ3年が経とうとしていて、真犯人であるのならば、とっくに公判が行われているはずなのに・・・この件は、先日(3月18日)保守党の島田洋一議員がようやく国会で質問をしたものの、取り上げたのはわずかなメディアのみでした。
島田議員:
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