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武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』
(2025.3.19号)
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《今週の目次》
■武田邦彦のメルマガ集中講座
『日本人の生き方(2)日本没落の原因:優等生が劣等生を学んだから』
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■武田邦彦のメルマガ集中講座
『日本人の生き方(2)日本没落の原因:優等生が劣等生を学んだから』
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前回、日本人の生き方が1990年以来急激に変わってきて、日本人自身が日本
生活をダメにしているという趣旨のことを書いた。その一つの原因が、著者が
中央教育審議会で主張した、「日本の工学教育は素晴らしいのに、なぜ日本に
技術で負けているアメリカの教育を真似るのか?まるで優等生が劣等生に勉強
を学んでいるようだ」と発言したが、それと類似のことが起きている。
当時、ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われるほど日本の技術が優れていて、
世界の工業製品の多くを日本がリードしていた。それは、工業分野で画期的な
発明があったというわけではなく、日本の技術者の平均的素質が高かったこと
と、技術者のグループで効率的でかつ信頼性の高い仕事をできたということで
あった。
その技術陣の中核となっていたのが、大学院の修士課程を出た若者であって、
決して博士課程を出るか、同様の高度な工学的な知識を持った技術者が特定の
発明をしたわけではなかった。つまり日本の工業の発達は、世界の最先端より
少し先を行く技術を、質の高い技術者のグループでリードをしていたというこ
とであった。
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