2025年 第10号 【長尾和宏の痛くない死に方】
長尾和宏です。春めいてきて、「花粉症がしんどい」という人が急増しているようです。
スギ花粉は、毎年1月を過ぎたころから飛散し始めます。
2月下旬からは、ヒノキ花粉が多くなりはじめ3月下旬から4月上旬にかけてピークを迎えます。
昨年の夏は全国的に猛暑だったことから、スギやヒノキの花芽の育ちが良かった。
そのため、今年春の花粉飛散量は九州から北海道にかけ、全国的に多くなる見込みだということ。
今はまだ大丈夫だけど、毎年ゴールデンウィーク以降にシンドクなるのよ…という人は、スギやヒノキではなくて、イネ科のアレルギーが出ている人のようです。
またスギ花粉の場合は、非常に遠方まで飛散するのも特徴。都市部に暮らしている人も大きな影響を受けます。イネの花粉は、スギほどは遠くまでいかないため、都市部では、この時期にいちばんクシャミをしている人が多くなるということ。
ここ一週間あまり、電車に乗れば誰彼かまわず、くしゃみをしています。(先週は、嘔吐している人をたくさん見かけてノロの流行をご紹介したけれど、それはどうやら落ち着いたようですね・・・)
それにしても、くしゃみの仕方というのは人それぞれですよねえ。
強面のオッサンがすごくかわいいクシャミをしているかと思えば、若くてきれいなお姉さんが、「ヘーックション」とギャグマンガみたいな大きなクシャミをしていたり…。人間、咳よりもずっと個性が出るのがクシャミです。
コロナのときは、どこへ行っても「マスク警察」がいて、ちょっとでもマスクなしで喋ろうものなら、すごい形相でかけつけてきて、襟首をつかまれそうになったものでしたが、マスクなしで大きなくしゃみをする人にはなぜ寛容なのでしょうね。不思議で仕方がありません。
知らない人のくしゃみの飛沫を浴びるのは、やはり気持ちのいいものではありません。
感染症の感染予防にマスクがどれくらい効果があるのかはよくわかりませんが、くしゃみが止まらないときは、最低限のマナーとしてマスクをしてほしいなあ。
今年はインフルエンザが大流行したこともあり、「風邪なのか、花粉症なのか自分でもわからないけどクシャミが出ます」という人も多くいるようですね。しかし、風邪症状から出るくしゃみと、花粉症から出るくしゃみは全然違います。
風邪の場合、引き始めの鼻水こそ水っぽいですが、数日が経過すると、黄色くて粘りっけのある鼻水に変化していきます。一方、花粉症の鼻水は、透明で水っぽいままです。そして、くしゃみが連続して出ることも、花粉症の特徴だと言えるでしょう。
酷い花粉症が、イベルメクチンで軽減しました、と言っている人の報告を何人かから受けました。
一部の研究では、イベルメクチンが免疫系の制御性T細胞(Treg)に作用する可能性が示唆されていますからそれと関連しているのかもしれません。
コロナにがんに、花粉症…? そんなになんでもかんでも効く薬なんてあるものなのか?
そういう疑問を持たれるのは仕方がないと思います。
でも、方々からさまざまな症状に効いたという報告が来るのは確か。
イベルメクチンは、新型コロナへの効果を認められる以前より、黄熱ウイルス、西ナイルウイルス、デングウイルス、呼吸器合胞体ウイルス、ヘンドラウイルス、ニューカッスルウイルス、ベネズエラ馬脳炎ウイルス、チクングニアウイルス、セムリキ森林ウイルス、シンドビスウイルス、インフルエンザウイルス(H5N1を含む)、ヒト免疫不全ウイルス1型、偽狂犬病ウイルスおよびBKポリオーマウイルスなど広範なRMAウイルスの複製を阻害することがわかっていました。
先日は知人の70代女性が、一切お酒が飲めない下戸なのに、急に「酒(しゅ)さ」になってしまいました。酒さとは、お酒を呑んだあとのように、顔全体に赤みやほてりや、ぶつぶつができる皮膚疾患のことです。
紫外線やストレスによるもの、または、血管の異常など、体内の影響を受けて現れることもあります。
あるいは、昨今の日本の温暖化に伴い、皮膚に常在する「デモデックス」という顔ダニとの関連も指摘されています。
デモデックスは別名「まつ毛ダニ」ともいわれる、人間の顔に住む寄生虫のこと。枕カバーをこまめに洗わなかったり、洗顔をしないで寝ている人は繁殖しやすいので要注意です。まつ毛の根元に卵を産み付けることが多いこの寄生虫、40代では半数、70代派手8割の方が顔に飼っているそうです(どんなに潔癖で、自分だけは誰よりも清潔だと思っている人にだって、寄生虫はたくさんいます)。
もしも先の女性の酒さの要因がこのまつ毛ダニ≒デモデックスだとしたら……そもそもが寄生虫駆除薬のイベルメクチンが著効するのは頷けます。たった3日間イベルを飲んだだけで、2週間以上、真っ赤でお化粧もできず、外出するのも躊躇われていた顔がツルリときれいになり、以前よりも肌の調子がいいと話されていました。
また、なぜかイベルメクチンを飲んで以降、夜中にトイレに起きることもなくなって驚いている、と言うのです。論より証拠……この証拠を積み上げることこそが、すなわちエビデンスになります。
イベルメクチンなんて馬の薬だ、副作用で多くの人が死んでいる、反ワク医者の戯言だ……そんなことを言い続けてきた自称専門家やジャーナリストたちは、イベルメクチンのエビデンスが形成されてきたとき、ちゃんと謝ってくれるのでしょうか。
「イベルメクチンは処方量によっては重い副作用が出る場合がある」
などといって、ネットで否定し続けた医学ジャーナリストもいますが、なんだって大量に摂取すれば副作用が出る場合はあります。当たり前の話です。それをことさら、「イベルメクチンは~」を主語にしたことに、意図的なものを感じざるを得ません。
イベルメクチンで助かったはずの命を助けなかったわけですから、ただ謝罪するだけではすみません。なんと罪深いことか。
さて先週は、筑波大学准教授の掛谷英紀先生に、「長尾チャンネル」にお越しいただきました。掛谷先生の分析は冷静沈着。それに加えて、とても正義感の強いお人柄は、ご視聴された皆さんにも伝わったと思います。
我が国で、いや世界でもいち早く、コロナウイルス武漢研究所流出説を唱えていた先生です。論拠を積み上げれば、そうとしか考えられないと。
生配信が終わったあとに小一時間ほど一献しましたが、専門家たちに流行し収束の兆しを見せない「謝まれない病」について悩んでいました。
「謝れない病」。確かに、エライ人ほど謝りませんね。掛谷先生はこんなことを言っていました。
「日本のサムライは昔、間違いを認める=切腹文化があった。そのDNAが今も日本人を支配している。謝ったら死ぬ。そう思っているのではないか。一方、キリスト教文化圏には、教会での懺悔文化がある。神様に許しを請うことで、救われるという文化だ。だから、過ちを認めるということにおいては、欧米の専門家のほうが素直に行動できるのだ」
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