日本経済をリセットする時
日本経済の長期停滞が続いています。少子高齢化も一因ですが、総じてパックス・アメリカーナの終焉など西側経済の衰退、アジアの勃興について行けないアジアの日本も目に余ります。米国に「右へ倣え」の姿勢が、貧富の差拡大、学力の低下などをもたらし、企業、市場優先の政策が円安を通じて日本経済の地盤沈下をもたらしました。そろそろ損切、リセットの時です。
「GDPは6兆ドルから4兆ドルに」
安倍元総理は以前、「あの悲惨な民主党時代」とこき下ろしましたが、民主党政権時の2011年、12年の日本のGDPは6兆2千億ドルあまりで、17兆ドル台の米国、7兆ドル台の中国経済に次ぐ世界の3番手にありました。
ところが、昨年10月のIMF(国際通貨基金)の推計によると、2024年のGDPはトップの米国のGDPが29.2兆ドル、2位の中国が18.3兆ドルに拡大しているのに対し、4位に落ちた日本のGDPは4兆700ドルとなっています。米国の7分の1、中国の4分の1にも満たないレベルに落ち込んでいます。今年はインドにも抜かれる模様です。
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