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2025年3月14日号(Vol. 357)-ビジネス交渉にも役立つ外交交渉の教訓(6)&功を急ぐ焦りのトランプ外交がもたらす戦争の拡大の足音

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第357号(2025年3月14日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 はじめに: いつもメルマガ 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 をお読みいただきありがとうございます。 さて、今週号の内容ですが、まず【1】の 『無敵の交渉・コミュニケーション術』のコーナーでは、 引き続き 【ビジネスにも活かせる外交交渉からの教訓】 についてお話しいたします。 今週号では、 【異文化コミュニケーション‐Cross-Culturalな状況下で効率的に交渉するコツ】 についてお話しいたします。 その内容は本編をお楽しみに♪ 次に【2―国際情勢の裏側】ですが、 今週もいろいろなことが起きました。 一つ目は、メディアを賑わさせている【ウクライナ停戦提案の可否】についてです。 サウジアラビア王国のジッダで8時間にわたって行われた米・ウクライナ間の協議。 ウクライナ側がこだわってきた“安全保障の確約”は結局盛り込まれず、“30日間の全面的な停戦”が提案されました。 交渉に参加したルビオ国務長官曰く『ウクライナの本気が分かった。ボールはロシア側にある。』とのことですが、 この提案をロシアが同じく受け入れるでしょうか? ウクライナ側の交渉担当者が残した功績を一つ挙げるとしたら、 【この停戦合意が履行されるのは、ロシア“も”同意することが合意されてから】 という部分でしょう。 トランプ大統領はロシアに近日中に受け入れを迫る模様ですが、肝心の回答期限は設けられず、 圧力として掲げる経済制裁やウクライナへの軍事支援の再開などは、正直、実効性がなく、 あくまでも建前に過ぎないという分析ができます。 ロシアとしては、現時点で戦争を優位に進めているという認識が強く、 かつウクライナに奇襲攻撃で奪われたクルスク州の奪還が優先課題になるため、 それを難しくする案には乗れないというのが実情ではないかと考えます。 来週にかけてロシアがどのような反応を示すのか。要注目です。 二つ目は【再燃するシリアと中東の緊張】についてです。 アサド政権を打倒し、最近、暫定政権が新政権の樹立を謳い、 欧米諸国を中心に戦後復興の言質を取り付けたものの、 今週に入って、旧アサド派(旧体制派)がシリア各地で蜂起し、 すでに多数の死傷者が出ている模様です。 新政権が国内の融和を図るために武装解除を強く求めていることから、 新政権側に与した地方勢力間の結束が乱れていると言われており、 シリア情勢はまた予断を許さない状況と言えます。 またシリア情勢の混乱は、隣国レバノンを刺激することは間違いなく、 またトルコの介入が避けられない事態になると考えます。 最近になってトルコでは終身刑で収監されているPKKの創設者がトルコ政府との闘争を止め、 武装解除する旨、発布しましたが、 エルドアン大統領が敵視するクルド人勢力は、シリアでも大きな勢力として暴れており、 かつて行ったように、 その掃討を理由に、トルコが介入してくる可能性は高いと思われます。 そしてゴラン高原を一方的に占拠しているイスラエルに対する反発も再燃し、 確実に抵抗運動が起こることから、 現在、非常にデリケートなバランスで進められるガザ地区の停戦合意の実施に対してもネガティブな影響を与えるものと思われます。 今週号の【2-国際情勢の裏側】では、 【功を急ぐ焦りのトランプ外交がもたらす戦争の拡大の足音】 と題してお話しします 今回のメルマガも長くなりましたが、どうぞ最後までお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★

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  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
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